YMCAいずみ保育園では、今年度も12月26日(金)に『すもう大会 いずみ場所』を実施しました。
すもう大会に向け、11月から幼児3クラス(3歳児~5歳児クラス)で、東部屋、西部屋、南部屋、北部屋の4グループに分かれ、すもうの練習を開始しました。
最初の頃は、初めてやる3歳児クラスの子は、静かに押し出したり、まるでダンスのようにグルグル回っているだけでした。
4,5歳児クラスの子どもたちは、約1年振りのすもうで、なんとなく遠慮気味にすもうをとっていました。そんな中、12月11日(木)に5歳児クラスの子どもたちが春日山部屋に行くと子どもたちがとる相撲がガラッと変わり、その後は積極的に相手にぶつかったり、投げようとする姿が増えてきました。
取り込み続けていくうちに自然と応援をする子どもの声が大きくなり、園の外でも声が聞こえてくる程に盛り上がっていました。
そして、いよいよ、すもう大会当日。準備体操も兼ね、子どもたちの大好きな曲に合わせて踊りをして、心身共に準備万端!いよいよ、すもうが始まると取り組む子どもも応援する子どもも一体になって真剣にすもうに向き合っていました。
勝ってハイタッチをする子、負けて泣き崩れる子、緊張していつもの実力の半分も出せなかった子、いつも以上の力を発揮して今まで勝てなかった相手に初めて勝った子、
優勝してうれし泣きをした子などそれぞれの子どもたちにその子だけの物語がありました。
子どもたちがひとつのスポーツに真剣に向き合う姿は、いつも一緒にいる保育者の立場から見てもとても感慨深いものでした。見に来ていただいた保護者の方からは「子どもには、来ないでって言われたんですが、見に来てよかったです」や「とっても良かったです。もっと早くから見に来てれば良かったです」などの言葉も頂きました。
子どもたちの健康な身体作りや、心の成長、子ども・保護者・保育者の人間関係づくりなど、日本の国技(すもう)の素晴らしさを改めて体験することができました。
この経験を通して、年始に行駅伝ごっこも子どもたちの『生きる力』になるような活動にしていきたいと思います。
(YMCAいずみ保育園 川原 邦之)