2015年1月17日土曜日

もぐもぐ通信  大豆の見学に行っていました

YMCAオベリン保育園· 食育のご報告
 大豆畑に行こうとすると必ず雨が降り種まきに行けなかった夏から、ようやく畑ではないけれど収穫後の大豆の見学をすることができました。
 生産者の岡本さんのお店に到着後、カラッカラに乾燥した大豆のさやの山が待っていました。「おー」「すごーい」と驚く子ども達。なかには「枝豆ー!」との声も。「よくわかったなぁ。だけど枝豆とは品種が違うんだ」と突っ込まれましたがこれには岡本さんも驚いていました。
 続いて「このさやの中には、ほら見て豆が入っているんだよ。こっちは大豆、これは黒豆」と説明をうけ、「触ってごらん」と差し出された茶色いさやに一瞬ひるむ姿が、でも振ったさやから「カラカラカラカラカラ」という音が聞こえると子ども達の表情が輝き始めました。


「さやに残った豆はこうやって取り出すんだよ。ほら、やってみな」の一言で「僕もー」「私もー」と大興奮。続いてクラスごとに別れ5歳児ぞう組は木づちを使い、4歳児きりん組は太い木の棒を使ってさやから豆を取り出しました。たたいたさやを持ち上げ豆が出ていることがわかると「わあー」と感動している子ども達。取り出した豆をせっせと拾い集めて籠に入れ、何回も何回もたたいては豆をだして拾ってと時間ぎりぎりまで取り組んでいました。


そんな姿を見ていた岡本さんが「俺たちより上手だなぁ。農家の嫁にいけるよ」とほめられるほど木づち使いをマスターしたぞう組です。さやから取り出された豆はさらに天日で乾燥させ(天敵のスズメやハトから守るのが大変だそうです)ようやく乾燥大豆となります。帰り際、炒った大豆の試食までさせていただきました。
 岡本さんが「節分の豆まきで使う豆だよ」と説明しているのに「美味しい」「甘い」と食べることに夢中な子ども達。さあ、来月はこの愛情がたっぷり入ったおいしい大豆を使用した「みそ」を仕込みます。
(オベリン保育園 給食室)