2014年12月6日土曜日

食材への感謝と興味をもって

YMCAマナ保育園· 収穫感謝祭の報告
 11月に収穫感謝祭を行いました。
 収穫感謝祭とは、1620年、イギリスのメイフラワー号がアメリカ大陸に渡り、新生活を始めたのがきっかけです。しかしその年は収穫もなく、人々は約半数になってしまいました。それでも残された人々は「神様は必ず助けて下さる、守ってくださる」と信じて苦しみに耐えました。翌年、先住民の友情を得て、土地に適したトウモロコシなどの種をもらい、一生懸命働くと作物は豊かに収穫が出来ました。このことを喜んで、収穫した作物を並べて、先住民と共に神様に心からの感謝の祈りをささげたのが「収穫感謝祭」の始まりです。
 マナ保育園でも豊かな実りを喜び、神様に感謝する気持ちをもち、食べ物に関心を持ってもらおうと思い取り組みました。17日は、ご家庭から持ってきていただいたお野菜を前に、収穫感謝礼拝を行ないました。みんな野菜に興味津々で「なんで泥がついているの?」と質問している子もいました。
 18日は、昨日持ち合わせた食材で、全クラスでクッキングをしました。
メニューは、・鮭おにぎり ・野菜のゆかり和え ・豚汁 ・みかんです。
 0歳児クラスには、しめじをほぐしてもらいました。上手に1つずつ取る子もいれば、人差し指でツンツン触る子、お口に入れそうになる子もいました。まだほぐせない子も、匂いをかいだり触ったりして食材に触れました。
1歳児クラスには、にんじんと大根を洗ってもらい、えのきをほぐしてもらいました。子どもたちにとっては大きいにんじんと大根も、上手にこすって洗っていました。塊になっているえのきは、あっという間に細かくほぐれました。
2歳児クラスには、白菜とキャベツを洗ってちぎってもらいました。大きな葉を一枚ずつはがして、何になるのだろう?なんて話しながらちぎっていました。2歳児からは、おにぎりも自分たちで握りました。

 3歳児クラスには、ねぎとごぼうを洗ってもらい、こんにゃくと豆腐をちぎってもらいました。こんにゃくは弾力があり、少し難しそうにちぎっていました。
4歳児クラスには、にんじんと大根の皮をむき、包丁で切ってもらいました。お米もといで、炊いてもらいました。
5歳児クラスには、大根、にんじん、ごぼう、ねぎを切ってもらいました。
全クラスで用意した食材を、最後は5歳児さんが作りました。豚肉を炒めて、野菜を煮て、味付けをして、、、美味しくなるよう、愛情もたっぷり入れました。
みんなで作った給食は、よほど美味しかったのか、おかわりの声がたくさん聞こえてきました。
「○○が入ってる~!」「おにぎり見てみて~!」とにぎやかな会食になりました。

収穫感謝祭をきっかけに、食材に感謝する気持ちをもち、食材に興味を持ってくれた子が多かったので、また食材などに触れる機会を作れたらと思います。
(栄養士 菅原千里)