横須賀YMCAでは、学習やお友だちとのかかわりが苦手な子どもたちのためのサポートプログラム「トライアングルクラス」が毎週木曜日に実施されていますが、今年もあっという間に2学期が過ぎていき、12月11日(木)に年内最終日を迎えました。
この日は、中学生・高校生のSST(ソーシャルスキルトレーニング)クラスで、クリスマス会が行われ、それぞれのグループでお楽しみ発表を行いました。(SSTクラスとは、他者とのコミュニケーションを少人数のグループで学ぶクラスです。)
「お笑い」「ダンス」「遠近法による面白写真」「マジック」の中から、やってみたいものを選び、この日に向けてグループで準備を重ねてきました。「何をやるか」「どんなふうに表現するか」も、自分たちで相談しながら進めました。「お笑い」グループは、一人ずつモノマネやネタの披露、「ダンス」グループは、全員男子による“恋するフォーチュンクッキー”の発表、「写真」グループはこの日のために何度も取り直した遠近法の写真展を、「マジック」グループは、4つの不思議な手品を見せてくれました。「発表が苦手・・・」「しゃべるのが得意ではない」というお子さんが多いのですが、リーダーにアドバイスをもらいながら一生懸命練習を積み重ね、本番は見事大成功!観客のみんなを楽しませてくれました。トライアングルクラスでは、このような「成功体験」を大切にしています。小さいうちから、たくさんの大人から褒められる・認められる経験が、自己肯定感を育みます。この日それぞれのグループの発表が無事終わって、ホッとしたような表情が印象的でした。最後はみんなで、「ジュースで乾杯!」楽しいクリスマス会となりました。
(横須賀YMCA・生涯学習部 根本みどり)