2014年11月26日水曜日

子どもたちと考える認知症

横浜中央YMCA【認知症サポーター養成講座】実施報告
 11/20(木曜日)に横浜中央YMCA学童クラスの子どもたちに向けて『認知症サポーター養成講座』を行いました。参加人数は25名でした。子どもたちの中には認知症について知識のある子もいてとても驚かされました。
 当日は横浜市不老町地域ケアプラザの担当者(岡本さん・前原さん)とキャラバンメイトの田邊さんを中心に講座を運営し、子どもたち向けに物語形式のスライドを見せながら、話をしていきました。子どもたちに話の読み聞かせを行い、参加をしたみんなは、とても集中して聞いていました。子どもたちにもスライドのセリフを読むことに挑戦してもらいました。すごく上手にできていました。
 1時間という時間の中で、認知症という病気や認知症の方々への対応の仕方など、子どもたちに伝え理解させることはとても難しいことでした。しかし、すべては理解できなくても、この活動を繰り返し行い、積み重ねて行くことで子どもたちの心にも残ると思っています。


横浜中央YMCAの子どもたちはおじいちゃんやおばあちゃんと暮らしていない子が多く、認知症という病気について理解をすることはとてもいい機会になったのではないでしょうか。
 また、全ての話を彼らが理解できなくても、養成講座を機に、これから出会う人やお年寄りの方々に少しでも優しく、親切に接することができる人に育ってほしいと思います。これからも、この活動を続けて多く子どもたちの理解をより深くしていきたいと思います。
 養成講座の最後には認知症サポーターの証のオレンジリングが手渡されました。お家に帰って、家族の方々にこのオレンジリングの意味や認知症のお話ができるといいです
 横浜YMCAはこれからも社会の問題、地域の問題に対して真摯に向き合い、今後も様々な活動に取り組んでいきます。
(横浜中央YMCA 山下忠司)