4歳児ひつじ組の大好きな絵本「うみのでんしゃ ぼくらの江ノ電」は鎌倉から藤沢駅までの道のりが描かれています。おとまり会の時にバスから見た景色を覚えていて、「あっ!ここ通ったよね!」「ここで江ノ電見たよね!」「江ノ電乗りたいな~!」といつも楽しそうに読んでいるので、9月19日のお弁当の日は、絵本と同じように江ノ電に乗ってきました。
電車に乗るということで朝から子どもたちの気持ちも高ぶっています。いつも以上に行動が早く、張りきっている姿が微笑ましかったです。大きな声で「いってきま~す!」と園を出発しました。
京浜急行で新逗子まで。そしてJRに乗り換えて鎌倉に出て、念願の江ノ電に乗りました。JRに2本乗り遅れてしまったため、江ノ電は他のお客さんが沢山並んでいました。それでも運転手さんの後ろに立って前を見る子、ドアから外を眺める子と自分たちの場所を決めていました。
「ねぇ~絵本出して~!」と江ノ電の絵本を出し、場所の確認をし始めました。「あっ!幼稚園あった~!」「この踏切だ!」「あっ!トンネル!極楽寺だ~!」絵本をめくりながら「今、ここだ!」と確認しながら進みます。鎌倉高校前で降りて、海を眺めながら次の江ノ電がくるのを待ちました。
その間も絵本で確認する姿が見られました。ホームから電車がすれ違うところも見られて大喜びでした。次の電車に乗り、腰越で下車!電車とホームがあいていたため、降りることに意識していると、絵本を落としてしまいました。子どもたちは電車に本がひかれてしまうのではないかとヒヤヒヤです。電車が行くと駅員さんが飛び降りて「わ~!素敵な絵本だね!」拾ってくれました。
「これは秘密ね!」と言ったものの保育園に帰るなり報告!お家の方にもすぐに伝わったほど、子どもの心に残ったエピソードだったようです。
そして江ノ島駅まで歩きました。「おまつりのところだ~!」「本当に車と電車が一緒に走っているね!」とウキウキしながらも1列で上手に歩いていました。すると江ノ電がやってきました。「来たよ~!!!」道路で見る江ノ電に歓声をあげていました。
3種類の車両に乗れましたが子どもたちのお気に入りは最後に乗った絵が描かれていた車両でした。
藤沢の奥田公園を目指して歩いていると、パワーがなくなってきたようでお疲れモード突入!藤沢YMCAの階段で水分補給をしていると、スタッフの皆さんが子どもたちのところに来てくれました。すると絵本を見せながら説明する子もいました。
あまりにも元気がなくなってしまったので、近くの公園でおべんとうを食べることになりました。お家の方が作ってくれた愛情たっぷりのお弁当を食べると元気回復!奥田公園に移動し、最近はまっている氷鬼や遊具で遊んできました。
長い道のりでしたが子どもたちはとても頑張りました。そしてたくさんの方に声を掛けていただいたり親切にしていただきました。神様やご家庭・まわりの方々に見守られ、楽しく園外保育ができたことを感謝いたします。
(マナ保育園 長南佳世)