横浜YMCA保育園では、8月を平和月間として子どもたちと一緒に平和について考える時間を設けています。
まず、保育士が「ピースブック」「なぜ戦争はよくないか」という本を読んで、子どもたちに質問を投げかけました。
① 真剣に絵本を見ていた子どもたちに「戦争って何?」と聞くと、
「国と国のケンカ」
「人を殺したりして家族に会えなくて悲しくなる」
「色々な国がケンカをするとどんどん人が死んで、地球に人がいなくなっちゃう」
「国が取られちゃう」
「国に壁が出来て離れちゃう」
「壁が出来るとみんなに会えない」
「一人で暮らす事になって食べられなくて死んじゃう」
② 「平和ってなんだろう?」という質問には、
「戦争をしない事」
「食べるものがある」
「地球・街をきれいにする」
「動物たちが生きていられる」
「きれいな地球に暮らしたいから仲良く暮らす」
「みんなが生きている事が平和(幸せ)」
「森がきれい」「花火がきれい」
などのたくさんの意見が出て、子どもたちなりに戦争や平和について感じていることがわかりました。
③ 保育士「どうしたら平和が広がる?」という質問をすると、
子ども「絵を描いて伝える」
子ども「“ピースブック”の“ピース”って平和っていう意味だね」
保育士「ピースブックの表紙の絵はみんなニコニコしてるね。
みんなも自分の顔を描いたら世界中の人に平和を伝えられるんじゃないかな」
子ども「いいね!そうしよう」と意見がまとまりました。
そして、世界中の人が平和に暮らせますようにとお祈りをした後、クレヨンと絵の具を使って自分の顔を描き、地球のまわりにそれを貼り、きりん組の“ピースブック”が完成しました。
みんなの思いが世界中に伝わりますように。
(担当保育士・中瀬 薫)