8月6日(水)に学童・キッズクラブ合同「カロム大会」を踊場地区センターで開催しました。横浜YMCAのアフタースクール14クラブから、130名の児童が集まり、白熱した試合が繰り広げられました。学童・キッズ合同カロム大会は今回で3回目を迎え、毎年クラブ間の交流を目的として行われています。
カロムとは、ビリヤードの原型といわれている木製の大型おはじきです。おはじきのようにコマを手ではじき、相手より先に自分のコマをボードのポケットに入れていくゲームです。
試合は午前にグループリーグを行い、それぞれの上位2チームと敗者復活の4チームが、午後に行われた決勝トーナメントに進みました。グループリーグでは、とても真剣な表情でコマを打ち、いつも以上の力が発揮できたお友だちや、緊張で思うように打つことができなかったお友だちもいて、様々なドラマがありました。
午後の決勝トーナメント出場者を発表するときも、自分のチームが呼ばれますようにと、姿勢を正して一生懸命に祈っているお友だちがたくさんいました。
決勝トーナメントの試合では、出場できなかったお友だちみんなで、カロム台の周りに集まり応援しました。多くの観客がいる中、トーナメント進出者は1回1回慎重にコマを打ちながらも、とても素早い判断で、コマをポケットに入れていました。
優勝、準優勝はどちらも兄弟で参加してくれたお友だちで、1・2・3位には表彰状、ミニカロムのメダルが授与されました。また、当日ゲストで来ていただいた、カロム大使の中川ひろたかさんからは、ご自身の絵本がプレゼントされました。
そして、参加者全員がカロムを広げる「カロムまめ大使」として認定され、参加記念として認定証が授与されました。会の終わりには、中川さんが作曲された「みんなともだち」という歌を、中川さんの生ギター演奏と共にみんなで歌いました。
当日会場で使用されたカロムは、東日本大震災の復興支援として、福島県いわき市で一つ一つ手作りされている「みんなともだちカロム」です。ともだちとカロムで遊ぶだけではなく、災害や紛争で友達と遊べなくなってしまったお友達のことを思う気持ちや、自分たちにできることを考える気持ちも持ってほしいと願っています。カロム大会の行われた日は、広島に原爆が投下された日でした。平和にカロムができることを感謝しながら、みんなでお祈りをしました。
今大会の参加費の一部は、東日本大震災からの復興支援募金として使用させて頂きます。
(西が岡小キッズクラブ 新村綾奈)