2014年3月18日火曜日

3.11を忘れない

YMCAいずみ保育園きずなの日の取り組みのご報告

いずみ保育園では、毎月11日を「きずなの日」と題し、東北3県(福島・宮城・岩手)の郷土料理を給食に取り入れてきました。東日本大震災から3年が経った3月11日(火)、この日の給食は、宮城県の特産の仙台麩を使った油麩丼(あぶらふどん)を美味しくいただきました。地震が起きた2時46分には避難訓練を行い、その場で身を寄せ合い落下物から身を守る練習をし、その後に出火したとの想定(すぐに鎮火)で園庭に避難しました。みんな、先生の話をよく聞いてすばやく避難できました。


この日のおやつは、炊き出しのせんべい汁(青森、岩手で親しまれている郷土料理です)を、避難訓練直後に園庭で食べました。部屋の中でいすに座って机の上で食べるのと違ってとても食べずらいですが、被災された方々が感じてこられた不便さを少しでも分かち合えればと思いました。風が冷たく肌寒い日でしたが、心も体も温かくなるせんべい汁でした。

最後に、「地震や津波にあった方々が、早く元気になりますように」「早く復興がすすんで、笑顔になれますように」などとメッセージを書いた凧を空に飛ばし、東北の方々に思いをはせました。
これからも3.11を忘れることなく、また教訓として災害に対して十分に備えるとともに、まだまだ困難な状況にいられる方々のことを忘れずに、子どもたちと一緒に、自分たちにできることをやっていきたいと思います。
(YMCAいずみ保育園 松本 慶也)