8月生まれの子が多い乳児保育園。この日は、そのうち5名(0歳児4名、1歳児1名)が誕生児でした。
礼拝では、園長先生が『へいわってどんなこと?』という絵本の読み聞かせをしてくれました。「平和」というと難しいテーマですが、この絵本は「へいわってこんなこと」というフレーズから始まり、「おなかがすいたらだれでもごはんがたべられる。」「おもいっきりあそべる。」「あさまでぐっすりねむれる。」など、とても分かりやすく、平和について教えてくれます。毎日当たり前にしていることが、きっと平和という事なんですね。毎日保育園に来て、元気に過ごしている事はとても幸せで、こうしてみんなでお誕生会を開けている事もとても平和な事なのだと感じました。子どもたちもそれぞれ何かを感じているのか、静かに絵本に見入っていました。
礼拝が終わると、主役の5人が前に登場です!園長先生から「何歳になりましたか?」の質問に、ぽかんとした表情をしていた1歳児クラスの男の子。手の平をじっと見つめ、見よう見まねで“2”の形を作ろうとしていました。
0歳児クラスの誕生児は4名と多いですが、1~2歳児の子どもたちもしっかりと名前を覚えていて、「○○ちゃん!!」とみんなで名前を呼んでいました。0歳児の子にとっては初めての誕生会ですが、前に出ても堂々とした姿で、誕生カードやキーホルダーのプレゼントをじっと見つめたり、隣の子のプレゼントにまで手を伸ばす子もいました。
そして今月の保育者の出し物は「ねずみくんのチョッキ」のペープサートです。ねずみくんが大事に着ていたチョッキを、さまざまな動物たちが順番に試着をしていき、チョッキがびろびろに伸びてしまう・・・というお話です。最後に登場したのは大きなゾウ。チョッキを着たゾウが、1歳児の男の子に「似合ってるかな~?」と声を掛けると、あまりのゾウの大きさにびっくりし、「キョワイ(こわい)・・・」と目を反らしていて、なんとも可愛い反応でした。
今月もこのようにみんなでお友だちの誕生日をお祝いし、ペープサートを楽しんで見る時間が持てたことに改めて感謝をし、平和な日々を大切に過ごしていきたいと思います。
(とつか乳児保育園 小林)