2013年9月26日木曜日

世界を知ろう

横浜中央YMCA放課後児童クラブ・学習プログラムのご報告
 9月20日(金)に「世界を知ろう!」というテーマで、世界の子ども達について考えるプログラムを行いました。世界の子どもたちの中で、どのくらいの小学生が学校に行けるのでしょうか?世界では10人中9人が学校へ行くことができますが、たとえ小学校に行けても5人に1人は途中で学校を辞めなくてはいけない状況にあるそうです。そして、学校へ行けなかったことが理由で6人に1人は将来大人になっても読み書きができないそうです。日本にいると、あまり想像できませんね。学童の子どもたちに、もし読み書きができなかったらどんな困ったことが起こるのか、実際に体験してもらいました。
買い物に行ってお煎餅を買いたいとき、表示してある文字が読めなかったら、その中身は、ブロックだったりハサミだったりするかもしれません。また「熱冷まし」のお薬が欲しいとき、「毒」やただの「栄養ドリンク」を手にしてしまうかもしれません。子ども達は外国語が書いてある、缶やペットボトルを見て、「これかな~」と選びました。お煎餅をゲットできたお友だちもいましたが、間違って毒(塩水)を飲んでしまったお友だちもいましたね。世界の子ども達が全員学校に通えるようになるためには、それぞれの国で十分なお金が必要です。しかしその何十倍ものお金が、戦争や争いのために消えてしまっているという現実も学びました。
 この学びの時間が、子ども達にとって世界をもっと知り、考えるきっかけになれば良いと思います。このような学びの機会を、今後も実施していきます。
(横浜中央YMCA放課後児童クラブ 田中萌)