ぶどう日記⑤

金沢八景YMCA保育園　・５歳児きりん組　夏の富士山キャンプのご報告
【１日目】　７月１１日(木)　はれ
　５歳児きりん組は、大好きな家族に見送られながら、富士山ＹＭＣＡに２泊３日のキャンプに行きました。
　園バスは、静岡県富士宮市にある「富士山ＹＭＣＡグローバル・エコ・ビレッジ」という横浜ＹＭＣＡの宿泊施設に向かいます。朝霧高原や白糸の滝の辺り、まかいの牧場のお隣です。
　富士山ＹＭＣＡに行く途中、子ども達は富士山の２合目にある「西臼塚」に寄って、森の中で遊びました。森には、不思議な形をした草木や、見たことのない虫、大きな倒木があり、子ども達は大喜びで遊びます。
樹齢(推定)３００年を超えるブナの木には、リーダー(保育士)達もビックリでした。

富士山ＹＭＣＡに着いた後も、子ども達は遊び足りなくて、広い草原で追いかけっこや虫探し。お部屋の中では、西臼塚の森の地図を描いて、思い出を話し合う姿も見られました。

【２日目】　７月１２日(金)　はれ

　今日は富士山６合目の宝永山火口まで遊びに行きます。リュックにお弁当を詰めて、富士山バスに乗って、しゅっぱ～～つ!!ところが残念、アクシデント。
　富士山バスがお風邪をこじらせて、道の途中でお熱が出てしまいました。　「もう動けないんだって～～!!」仕方が無いから、富士山ＹＭＣＡに帰って遊ぼう。何したい？？「虫探し!!」「製作!!」「馬に乗る!!」えっ?!　馬に乗るの??　牧場行くの???　どこの牧場!!　今から予約取れるかな????
「違うよ～、お部屋にあったヤツだよ～。」なんだぁ～、木馬か～～。

　そんなこんなで、子ども達はＹＭＣＡに戻って草原探険をしたり、飛行機作りやレザークラフトをしたり、お友達と木馬に乗って楽しく過ごしました。

【３日目】　７月１３日(土)　はれ

　天気は良好!!　富士宝永山ハイキングに再チャレンジします!!世界文化遺産になってから、富士山には、たくさんの人が集まっているんだって。山の上では知らない人も仲間なんだよ、だから「こんにちは!!」って元気良く挨拶するんだよ。「えっ、友だちなの？」　そうだね～。「やったー　♪♪～友だち１００人できるかな～♪♪」

すれ違う皆さんが「こんにちは」「どこまで行くの？」「頑張れ!!」と声をかけてくださるので、みんな上機嫌です。ふと立ち止まって眼下を望むと、雲ひとつ無く、大きな樹海が広がります。「すごーーーい!!」「たかーーーい!!」と歓声が湧き上がる中、リーダーは「怖～～い」と尻込み。やがて目的地の『宝永山火口』に到着すると、子ども達は大きな穴に興味津々。「え、爆発したの?!　いつ？　この前??」　・・・ずっと昔だよ。子どもの目はまん丸です。

そのあと、♪♪富士山の上でおにぎりを、ぱっくん、ぱっくん、ぱっくんと♪♪と食べました。
　昼食後は富士山の森に入ります。富士山の森の中でも子ども達は虫探し。でも・・・「あれ～？　富士山って、虫いないね」　そうだね、バッタとかカマキリいないね。「なんで？」　何でだと思う？？

キャンプを通して、様々な学びをした子ども達。『ワタシはテッペン(頂上)まで登りたかったのに!!　なんで帰っちゃうの!!』と、大号泣するお友だちもいるほど楽しかったようです。また今度、もう少し大きくなったらテッペンまで登ってみたら良いんじゃない？

心も身体も夢も、富士山のように大きくなって、２泊３日の富士山キャンプが終わりました。

（金沢八景ＹＭＣＡ保育園　迫　弓子）