2013年2月23日土曜日

世界がもし100人の村だったら~HIV・AIDSバージョン

 YMCA ACT・エイズ出張講演のご報告

 YMCA ACTは、毎年2月中旬、県下の中学校からの依頼で中学3年生を対象に、エイズ・性教育の参加型ワークショップを実施しています。2月20日に横浜市立岡野中学校、22日に茅ヶ崎市立梅田中学校を訪問しました。冒頭「自分と相手を大切にするって?~えんみちゃんからのメッセージ~」(社団法人 日本家族計画協会)を上映(岡野中のみ実施)。次に乾杯ゲーム(HIV感染シュミレーション、透明カップに色紙を入れ、友人と3回交換をする)を通して、元彼氏・元彼女の人間模様からの感染ルートがあることを体験しました。その次には、配布した役割カードを元に、世界と日本のHIV/AIDS感染者を人口、男女比、世代、統計を比較するクイズに挑戦してもらいました。生徒が5大陸別に敷いたロープに分かれる際は、世界の人口分布、HIV/AIDS感染者数の多さ、それぞれを体で感じてもらえた様子でした。
また横浜YMCAの活動紹介として、タイ・バンコクYMCAが取り組む、エイズ孤児・児童保護プロジェクト(プロテクト・ア・チャイルド)の紹介、海外青年協力隊参加経験のあるスタッフからアフリカ・ガーナの現状(梅田中のみ実施)を伝える時間をいただきました。最後に「世界が100人の村だったら」(日本語訳・池田香代子)をヒーリング音楽とともに朗読をして終了となりました。
高校生、大学生、社会人と成長していく中学3年生が、このワークショプを通して、自分と相手とのつながりを感じ、性の自立や世界の状況にも目を向ける、そのきっかけとなればと願い、今後も活動を続けていきます。
 ☆【AIDS文化フォーラムin横浜】8月2日(金)~4日(日)まで3日間、かながわ県民センターで実施します。YMCA ACTもワークショップを披露する予定です。
(国際・地域事業 三宅)