1月17日(木)
キャンプ2日目の一番のお楽しみは、「雪あそび」でした。福島県でも太平洋に面したいわき市は、神奈川県同様雪が降るのは珍しく、雪あそびは冬の遊びとしては珍しく、そしてとても楽しいもの。今回は、富士山の中腹1500m程度の標高にある「水ヶ塚公園」までマイクロバスで移動して、天然の雪で遊びました。実は先週、保育園の冬キャンプの準備のために、YMCA保育園12園の保育者と一緒に下見に行ったのですが、その時にはまだ雪がなく、人工に雪を降らせることのできる近隣のスキー場も予定していたのですが、直前に降った雪のおかげで、たっぷりの積雪。自然の柔らかい雪の上でソリをしたり、かまくら作りをしたりして、雪あそびに興じました。とても柔らかな雪でしたので、ソリで大ジャンプをしてダイナミックに遊ぶ子もいて、思う存分雪あそびを満喫することができました。
昼過ぎにキャンプ場に戻ってきましたが、富士山YMCAに戻ってきても、昨日まわれなかった森の中に出かけていき、森の中で木に登り、そして「きつね」の巣穴を探りと、昨日同様、日が暮れて暗くなりかけるまで、冬の森を散策しました。
この日、ホサナ保育園と、オベリン保育園の子どもたちもキャンプで富士山YMCAを訪れたので、夜は一緒になってキャンドルファイアーを行いました。富士山YMCAスタッフのおはなリーダーやゴリラリーダーが、歌やゲームを紹介してくれて、夜もみんなで大騒ぎ。清風幼稚園の子、YMCA保育園の子あわせて35人でしたが、みんなでひとつの輪になってキャンドルの炎の回りで大きな声で歌ったり、歌にあわせて踊ったり、元気いっぱい過ごしました。
1月18日(金)
キャンプ最終日、朝食はYMCA保育園と清風幼稚園の子が一緒に座って食べ、交流。清風幼稚園もキリスト教主義の幼稚園なので、食前の讃美歌やお祈りは、YMCA保育園の皆さんと同じ、一緒にお祈りをしてから食べました。
帰り支度や、泊まったキャビンの片付け、掃除など出発の準備をきちんと済ませ、ホールに集まって今回のキャンプの思い出に、全員のサインの寄せ書きをカードにしました。一人ひとりがカードを持って、お友だちや先生、YMCAスタッフのもとにサインをもらいに回り、全員のカードに25人分のサインが書き加えられたものをカードにして、今回のキャンプの思い出のお土産にしました。
清風幼稚園の先生のお話によると、いわき市内での1日当たり30分という外遊び制限は解除され、自由に遊んで良いことになったそうです。とはいえ、それで安心して遊べる環境といえるかどうかは、まだまだ不透明な部分も残され、ストレスフリーな環境というわけにはいかないのが現状でしょう。寒さに負けずに草原や雪原を走り回る子どもたちの姿を見ると、本当に安心して遊べる環境が、いわき市の子どもたちに早く戻ってこないかなと案じてしまいます。富士山YMCAはYMCA保育園の子どもたちにとっても遊びがいのある場所です。少しでも外で遊ぶ機会のお手伝いになれば、それにこしたことはありません。
(YMCAたかつ保育園 野澤ひらく)