2012年11月20日火曜日

食べ物の収穫に感謝して

YMCA山手台保育園アルク収穫感謝祭のご報告

 今年は収穫感謝祭の一週間前より、乳児クラス・幼児クラス共にペットボトルでもやしを育てました。
 そして当日、乳児クラスは給食で食べる白菜や舞茸の下ごしらえをしました。1枚ずつ葉をはがしたり、舞茸をさいたりと小さな手で一生懸命に大切なお野菜の料理を手伝ってくれるその表情はとても真剣でした。

幼児クラスには年長園児のおじいさまが大事に育てたたくさんの野菜を届けてくださいました。その中でもみんながビックリしたのは、大きな白菜(なんと4.8㎏!)でした。そこで、保育士が『おじいちゃんの野菜が育つまで』という、野菜が収穫されるまでの様子を子どもたちの園生活と照らし合わせながらお話をしました。初夏、白菜の種を植えた頃、みんなは何をしていたでしょう?夏、プールや水遊びで遊んでいた頃の野菜はどのくらい育っていたでしょう?運動会の頃は?こうして時間を経て野菜がだんだんと育っていく様子を子どもたちは真剣に聞いていました。
 また、野菜クイズで「土の中にできる野菜・土の上にできる野菜は?」や「木になるくだものは?」等を質問してみました。子どもたちは大盛り上がりで一生懸命に答えてくれました。
その後は、おじいさまからいただいた立派な白菜・葉のついた大根、アルクファームで子どもたちが育てたサツマイモ、そして当日の給食でいただくサンマをじっくり観察しながらその絵を描きました。そして、子どもたちがとても楽しみにしていた当日の給食メニューは、キノコご飯・豚汁・サツマイモ・サンマ・みんなで育てたもやしの炒め物とデザートの柿、と秋の恵み満載のメニューでした。神様の恵みに感謝のお祈りを捧げ、作物を育ててくださった人、調理をしてくださった人など、多くの方々の思いに感謝しておいしくいただきました。

普段の生活の中で、子どもたちの目にする野菜は調理されたものが殆どです。スーパーで野菜を見ることがあっても、そこまで育つ過程を目にすることはなかなかありません。収穫感謝祭を通して、作物のひとつひとつが長い時間をかけ大切に育っていく事ことに気づき、食事をする時、自然の恵みを与えてくれる神様に、そして多くの方たちの思いに感謝していただける幸せを味わって欲しいと思います。
(YMCA山手台保育園アルク 遠藤弘子)