2012年8月29日水曜日

YMCAで充実した5日間を過ごしました

横須賀YMCA パッケージプログラムの報告


 横須賀YMCAでは、8月6日(月)~10日(金)までの5日間、10時~16時で毎年恒例の『パッケージプログラム』が実施されました。午前10時から50分×2コマの英語クラスの後、12時からのランチタイムでみんな一緒にお弁当を食べ、1時から2時30分の間、多文化・クラフトを楽しむカルチャータイムを過ごし、午後2時30分以降は、水泳、体操、英語検定対策のコースに分かれてそれぞれのレベルアップを図る、充実した5日間を過ごすことのできるプログラムです。
 『英語&水泳 』コースには年長1名、小学2年生3名、3年生1名、5年生1名の計6名、『英語&体操 』コースには、小学4年生1名、6年生1名の計2名、『英語&英検対策 』コースには年長1名、小学3年生1名、5年生1名の計3名、そして、午前中の英語クラスだけ参加した小学2年生1名、合計12名のお友だちが参加してくれました。       

5日間の英語クラスでは、前半の English Time(1)では、横須賀YMCA小学生英語年間クラスでご指導されている太田真純先生が担当され 、年間クラス内で使用しているテキスト「WE CAN」シリーズの中から題材を選び5日間のレッスンが行われました。後半のEnglish Time(2)では曜日ごとに国籍の異なるガーナ、ジャマイカ、フィリピン出身の3名の外国人講師が、ご自身のこと、ご自分の国の紹介をしながら、楽しく英会話レッスン行われました。参加者の学年、英語学習経験は様々でしたので理解状況も様々だったとは思いますが、最初から外国人の先生方とも英語がわからなくても、日本語でも遠慮なく声をかけようとする積極的な姿勢のお子様も見られました。それぞれのレベルで英語を理解すること、学ぶことの大切さを感じてくれたようです。最終日に担当したジャマイカ出身のデイブ先生は、前日ロンドンオリンピックの陸上競技でジャマイカ出身のボルト選手が金メダルを獲得した次の日でもあったため、ボルト選手のデザインされたシャツを着て登場してくれて生徒たちは大盛り上がりでした。
昼食後に行われたカルチャータイムでは、「エコ」をテーマに毎日日替わりの内容でクラフト活動を行いました。
 一日目は『室内で植物栽培』、カイワレ大根の水耕栽培を行いました。容器は飲料水のペットボトルを利用し、最後に生えてきたカイワレ大根の葉が髪の毛に見えるように、それぞれ好きな表情の顔を描いたイラストを容器に覆い、5日間段ボール箱の暗闇の中で育てました。最終日の5日目にはみごと、緑に育ったカイワレ大根をそれぞれお土産にお持ち帰りにすることができました。
2日目は、『エコ風鈴作り』、身の回りの身近な道具を使い、小さな素焼きのミニサイズの鉢と小石を使ってエコ風鈴を作りました。
3日目は、『エコバック作り』、お買い物をする時に無駄にプラスチックバックを消費しないように、無地の布袋にフェルトで自由にデザインをしたお買い物バックを作りました。
 4日目は『久里浜Wing エコ教室参加と街頭募金』、久里浜駅ビルWing5階で実施された『エコ教室』に参加し、三浦海岸に打ち上げられた貝殻を使って写真立てを作りました。時間に余裕のあったお友だちは、普通救命についての指導を受け、心臓マッサージの体験もすることができました。写真立てを作った後の30分間、久里浜駅改札口前にて募金活動を実施し、みんな頑張って声掛けをしてくれました。短い時間でしたが6,370円の募金が集まりました。集まった募金は、横浜YMCAの国際・地域協力募金として東日本大震災支援金として活用されます。

 5日目は、『スクラップブッキングで思い出の壁掛け作り』、スクラップブッキング専門の山西先生にいらしていただき、5日間の中で写したスナップ写真を使い、それぞれ素敵な壁掛けを作りました。それぞれ出来上がった作品の一つひとつにきらきら輝く個性があふれ、リーダーたちも楽しくお手伝いすることができました。
 午後2時30分以降は、水泳、体操、英語検定対策など、さらに自分の得意なものをますますレベルアップできるよう、それぞれ分かれて学習しました。
 1日YMCAで過ごす5日間でしたが、参加してくれた皆さんは、普段は英語学校のプログラムに参加していないお子様たちがほとんどでしたが、みんな最初の日からまとまりがよく、すぐに仲良くなってくれてとてもいい雰囲気のグループでした。最後に実施したアンケートでは、今度は何をやってみたいですか?という質問に対し、「もっと募金活動をしたい。」「もっと英語を勉強したい。」「お出かけをしたい。」というリクエストをいただきました。
 このパッケージプログラムでは、ただ知識を、「学ぶ」だけではなく、「様々なYMCAプログラムを通して、他人を思いやる気持ち、正直になる気持ち、責任感を持つ気持ち、人を大切に思う気持ちを育てていき、地域で活躍する地球市民」の第一歩を踏み出すプログラムとして、皆さんが心身ともに成長していける場になるよう実施しています。皆様からのアイディアも加え、さらに良い内容に今後、冬休み、春休みと、継続的に企画していきたいと思います。これからもたくさんのお友だちとお会いできることを楽しみにしています。
(横須賀YMCA 佐々木美智)