山手台保育園アルクでは年に一度、保育士を対象とした不審者対応訓練を行っています。今年度は泉警察署の生活安全課の方に指導をお願いしました。保育士たちは園児役と保育士役に分かれ、普段通り保育をしている最中に不審者(署員の方)が保育室に現れます・・・さて、私たち保育士はどう対応をしていったら良いのでしょう?子どもたちの安全をどう守っていけば良いのでしょう?当日は、訓練であり、不審者は署員の方、だいたいこの時間に不審者は現れると分かっていても、いざとなると思っていた行動はできず、対応に苦戦してしまいます。
訓練ではロールプレイの後、今回の訓練の反省を含め、保育所の安全性の確認、保育士の対応、また子どもたちの安全の確保や心のケアの必要性などもお話をしていただきました。また、護身術も指導していただくことができました。私たちのような不慣れな者がいざという時にサッと護身術を使って身を守れるかは難しいでしょうが、人通りのない夜道を携帯電話の操作をしながら歩かない。イヤホンをつけ、大きな音で音楽を聴きながら歩かないなど、自分たちで注意をすることで、犯罪から少しでも身を守ることができることも教えて頂きました。
訓練の後は、保育士同士で話し合いの時間を持ちました。毎年行う訓練ですが、日々確認をしていかなくてはいけないことなど、多くの反省点も話し合いました。毎月行っている消火避難訓練、年に一度行う不審者対応訓練、引き渡し訓練の反省を生かし、大切な子どもたちの安全を守っていけるように日々心掛けて保育を行っていきたいと思います。
(YMCA山手台保育園アルク 遠藤弘子)