2012年1月23日月曜日

富士山の麓で新年を向かえ


富士山YMCA・第5回年末年始ファミリーキャンプのご報告
今年の年末年始ファミリーキャンプは、2011年12月31日(土)~2012年1月2日(月)Part1(17家族73名)、1月2日(月)~4日(水)Part2(8家族32名)、過去最多の人数で賑やかな年末年始を過ごしました。また、三菱商事株式会社様の協賛のもと、東日本大震災において被災・避難された皆さまをご招待いたしました。
 「子どもは風の子、元気な子」子どもたちの笑い声に引っ張られ、大草原に家族の笑顔の輪が広がっていきました。人気のプログラムは、大草原を颯爽と滑るポッカール&マウンテンボード、大きなススキの中を巡るススキの迷路でした。そして、広い一角では自然と輪ができ野球やサッカーなど、いつの間にか大人の方が熱中していたのではと思うくらいでした。
 夜は、カウントダウンパーティーやニューイヤーパーティーなど、この日ばかりは、子どもたちも少し夜更かし…みんなで賑やかに新年を迎えることができました。そして、朝7時前には鐘のある丘に集合です。富士山の裾野からあがってくる初日の出にパワーをもらった感じがしました。
お正月と言えば…凧あげ、餅つき、お正月遊び!Part1では25mの大凧あげ、Part2では10mを超えるドイツ製大凧&デメキン大凧あげにチャレンジしました。その大迫力にみんな驚きを隠せない様子でした。また、自分で作った世界に一つのオリジナル凧も空高く舞いました。杵と臼を使ってのお餅つきを行いました。「よいしょ!」というかけ声のもと、普通のお餅に加え、ヨモギ餅もつきました。つきたてのお餅は本当に美味しいですね。コマ回しや、羽根突きでは家族対決、大カルタ大会では家族が入り乱れて存分に楽しみました。
室内でのクラフトは、エコキャンドルが大人気でした。手で温めて作る粘土キャンドルですが、富士山の形やアニメのキャラクターのオリジナルキャンドルを作成し、楽しさが無限に広がっていきました。そして、パパ・ママの真剣な眼差しが印象的でした。
キャンプ支援センターでは、薪割りの音が響き渡りました。ナタや火を扱うプログラムですが、危険をすべて避けるのではなく正しく使えば便利なのだと、楽しみながら学んでいきました。ご褒美は焼きマシュマロや、段ボールオーブンで作るスィートポテト「おかわり!」とご飯が食べられるか心配になるほど食べていました。
福島から参加したファミリーは「のびのびと外で遊べることができたのが嬉しかったです」「自然の中で過ごせることがこんなにも心が開放され、癒されるのだと感じました。」という声を聞くことができました。一緒に参加した一般参加家族、指導者みんなの力にもなりました。
これからも、一人ひとりが成長できる場所として、そして支え合い刺激を受け合いながら活動を展開していきたいと思います。2012年もどうぞよろしくお願いいたします。


(富士山YMCA村田彰宏・三上淳)