横浜北YMCA・STクラス冬合宿のご報告
1月7日(土)~8日(日)BumB東京スポーツ文化館にて、横浜北YMCA STクラスの冬合宿を行いました。STクラスは、小学2年生~中・高校生の泳力上級者を対象とした選手のクラスで普段は週3回練習を行っています。今回は、三菱商事スカラーシップを利用してJSSいわきスイミングスクールの選手コースの子どもたちを招待し、合同で練習を行いました。「それぞれのチームのお友だちと交流を深めること」、「お互いの良いところを吸収して今後に活かすこと」を目的とし、2日間を過ごしました。
1日目は、到着してから練習までの時間に余裕があったため、合流後「東京辰巳国際水泳場」で行われていた東京都の大会を見学に行きました。福島県には国際大会が行われる大きなプールがないため、初めて見る国際プールに感動した様子でした。
また、ジュニアオリンピックが開催される場所でもあるので、次はこの会場で再会するという目標もできました。
練習は、レベル別に4コースに分かれ、合同で行いました。普段より時間も距離も多くなりましたが、練習に対する姿勢や態度などお互い学ぶことが多くありました。慣れない2時間練習でしたが、子どもたちは強い気持ちを持って練習することができたと思います。また、練習終了後夜の交流プログラムとしてお互いのチームへ向けて、旗にマークとメッセージを書き交換を行いました。中学生が中心となり、協力し合い1つの物を完成させることで、チームの絆も深まりました。完成した旗は、それぞれの思いが伝わるとても良いものとなりました。
2日目は予定が詰まり、子どもたちはとても疲れた様子でしたが、最後には一人ひとりの目標を聞くことができ、お互いの刺激になったと思います。帰りのバスに乗る前、一人ひとりと握手をし、共に頑張っていくことを誓いました。
最後にJSSいわきのコーチから「震災から2ヶ月間は目の前にプールがあるのに、泳げない状況が続き、悔しい思いをした子たちがたくさんいる。今回は、このような良い環境で練習ができてとても良かった。震災のことを忘れることなく、またそれぞれのチームに戻ってまた頑張りましょう。」というお言葉をいただきました。
1泊2日という短い時間でしたが、合宿を通して水泳の技術以外でも多くのことを学ぶことができ、本当に良かったと思います。
引き続き何らかの形でJSSいわきの子どもたちと交流できればと思っています。
(横浜北YMCA 藤澤・村井)