2011年9月5日月曜日

水の恵みに感謝して


富士山グローバルキャンプのご報告
 7月30日(土)~8月2日(火)、8月4日(木)~7日(日)の期間、富士山グローバルキャンプ1~4が行われました。(参加者144名、リーダー・スタッフ27名) 
富士山YMCAといって最初におもいつくのは、日本一の富士山ではないでしょうか? 
 グローバルキャンプでは、富士山麓の湧水を活用してプログラムを行いました。最初に目指したのは、陣馬の滝です。写真のコマ地図を頼りに約3kmの道のりを進みました。「僕、地図を見るのが得意だよ!」「この花なんだろう?」「みんなで協力して行くんだよ!」楽しいだけではなく、子どもたちの中での活発な意見交換から、グループの輪ができあがっていきました。
 陣馬の滝は、五斗目木川にかかる滝で、上流からの水の流れだけではなく、溶岩の隙間から湧き出す水が滝をなしています。この水は、富士山の雪解け水が何十年もかけて自然の力でろ過され、ご家庭や飲食店を行っている方などが汲みに来るほどおいしいお水なのです。
  
また、この豊富な水資源が、日本一の漁獲量を誇るニジマスの源になっています。冷たい水の中でのニジマスつかみ取り…苦労して捕ったニジマスの塩焼きは、魚が苦手な子どもたちも、ペロリと食べてしまいました。
 野外炊飯では、流しそうめんに挑戦しました。初めての薪割り体験、かまどに火をつける作業、片づけまで、グループで役割分担をして、さらに絆が深まったように思います。そして、流しそうめんが始まるとみんな大興奮! おかずのコロッケやデザートのスイカには、目も向けず、大人一人前をあっという間に食べてしまいました。グループチョイスで行った「枯れ沢ハイキング」「竹の水鉄砲作り」「飯盒蒸しケーキ」どれも素敵な思い出となりました。
  

 今年は、梅雨が早々に明け、水不足なども心配されました。そのような中、水の大切さやエコに関することついて、楽しみながら学ぶことができました。友だちと富士の自然の恵みに感謝の4日間になりました。
 富士山YMCAは、子どもたちの成長を願い、人をつなぐ場所でありたいと願っております。また、キャンプで逢いましょう!
(富士山グローバル・エコキャンプ 総合ディレクター 富士山YMCA三上淳)