2011年8月19日金曜日

子育てランド 2011年8月号

子育てランドとはYMCA保育園から毎月発信する子育てに役立つ情報です。各保育園の専門職員の現場での経験をもとに、すぐに役立つ「豆知識」をご活用ください。

夏野菜や果物で水分を

夏になると蒸し暑くなり、たくさんの汗をかきます。体からは水分が失われ、その分欲しくなると思います。
ちょうどこの季節には、トマト、胡瓜、うり、冬瓜、茄子、ピーマン等の水分の多い野菜や果物が豊富に出回ります。さらに生で食べたほうが美味しい野菜が多く火を通さないことで水分を逃がさずにすみます。
 果物もこの季節はとくに水分の多い、スイカやメロンなどがより出回ってきますね。
暑くなると食欲は落ちますが、しょうが、みょうが、しそ等の薬味野菜が登場してきます。薬味野菜は字の通り『薬』ともいえる存在で、食べる薬として昔から日本特有の物です。こうしてみると夏には夏に必要な野菜が出回ることの不思議さ、自然の恵みのありがたさをしみじみと感じます。
 また、暑くなると飲み物が欲しくなります。その時に砂糖などが入った甘い飲み物を口にすると中途半端に満腹になり固形物が入らなくなります。大人で言うならばビールを沢山飲むと、ご飯が食べられなくなるのと同じことになります。そして甘い飲み物を常飲するうちに体内に蓄えられていた体を動かす栄養が砂糖の糖分により少なくなり、その結果、エネルギー切れとなって、これが夏バテの原因の1つになります。
 暑い夏に飲み物が多くなるのは仕方がないのですが、水・ばん茶・麦茶・緑茶・ウーロン茶などノンカロリーのものにするのがおすすめです。カロリーのある飲料・炭酸飲料・清涼飲料・スポーツドリンクなどはあまりおススメできません。どうしても欲してしまう時は、たまにあげてみてはいかがかがでしょうか。     
(YMCA東とつか保育園栄養士 本多佐和)