2011年2月8日火曜日

育ちあう

YMCAたかつ保育園・ 園長だより2月号

一年の内で一番寒い季節を迎え、毎朝ふとんから抜け出すまでに時間がかかってしまいます。寒さの割に関東地方では「雪」を目にすることなく冬が過ぎている一方、日本海側で船が転覆するほどの雪がニュースで伝えられ「異常気象」という言葉を聞くと地球が悲鳴を上げているように感じます。通勤の電車の窓から富士山が見えると少しうれしい気持ちになります。しかし真っ白な山頂と違い、きりん組(年長児)がキャンプで遊ぶ五合目付近には雪がほとんど降っていないようです。遠目には同じように見える富士山も、環境の変化の影響を受けています。富士山YMCAは「エコ」ビレッジという名前の通り「環境教育」や「エコロジー」を体験できる施設です。豊かな自然の中で、気持ちよく遊ぶことができることを当たり前とせず「感謝」の気持ちを持ち、環境を守るために自分たちにできることに気づく機会となれば良いと思います。

1月12日の「お餅つき」には、保護者の皆様がボランティアとしてお手伝いいただきありがとうございました。今年は4名のボランティアと保育園の職員が子どもたちの声援を受けながらお餅をつきあげました。今年は、夕方「キラキラカフェ」で提供する分が加わり例年より一臼多くつきました。キラキラカフェには、平日の夕方にも関わらず多くの方がご参加くださり感謝いたします。YMCAでは、毎年11月~3月の期間で「国際・地域協力募金」を実施しています。YMCAたかつ保育園でも、募金活動を紹介し賛同をいただきながら進めていきたいと考えております。YMCAの募金では「わかちあい」の気持ちを大切にしています。「施す」ではなく、「分かち合う仲間」として手を携えながら共に成長できる社会を作り出すことを願っています。募金活動については、丁寧な説明が不足している面もありますが趣旨をご理解いただき、温かくささえていただければ感謝です。
(YMCAたかつ保育園 園長 平川恭江)