横浜YMCA・中高生English Communication Projectキャンプ
12月26日(日)~29日(水)の3泊4日で、中高生対象の英語キャンプ「中高生English Communication Project」を、東山荘(国際青少年センター 御殿場市)で実施しました。今回で6回目となるこの英語キャンプには、横浜だけでなく、東京、名古屋、京都、兵庫、熊本の全国各地より16名の参加者が集い、中学生9名、高校生7名と例年より中学生が多く参加しました。
「中高生English Communication Project」では、個人のスピーチの作業と、グループでパワーポイントを用いてプレゼンテーションをする作業、外部講師による英語のワークショップ、勉強を忘れて英語で思い切り楽しむEnglish Fun Timeという構成ですが、カリキュラムすべてに英語とグローバル・イシューのテーマを落とし込み、英語力、グローバル理解、発信力、コミュニケーション力を深めます。そして毎回根底にあるテーマは「平和」です。今年はワークショップにロニー・アレキサンダー氏(神戸大学大学院国際協力研究科 教授)をお招きし、いろいろな角度から「平和」を考えました。ワークショップでは、身体を動かし、想像力を働かせ、グループの中で意見を出し合い協力して「平和な庭」を作り上げました。
不安と緊張の中でのスタート時には、英語にどっぷりつかった流れについていくのに試行錯誤をしていたメンバーではありましたが、一人ひとりがキャンプのゴール、将来の夢を持っており、「英語をもっと使えるようになりたい、自分の意見をきちんと伝えたい、相手を受け止めたい」という姿勢を強く感じました。大変なこともあったと思いますが、最終日には一人ひとりが立派なスピーチを発表することができ、確かな達成感を味わえたことと思います。
帰る頃には全員が笑顔いっぱいで「また来年も来たい!」と言って終えることができました。キャンプを通しメンバーは、英語力を身につけながら、「仲間、友だち、協力、コミュニケーション」というキーワードへの気付きと「Respect、Reponsibility」を理解する機会も与えられました。そして何より友だちを増やしました。中高生と共に過ごした3泊4日は、あっという間に終わってしまいましたが、ここから新たなつながりがスタートしていくのだと確信できる、素敵な3泊4日でした。
(English Communication Projectキャンプディレクター 中央YMCA 薄井佳代)