横浜YMCA・富士山ウィンターキャンプ
2010年12月27日(月)~29日(水)において、富士山ウィンターキャンプが行われました。参加者20名、リーダー・スタッフ・ナースなどを加えると合計28名が、雪に覆われた富士山の麓で元気いっぱい過ごしました。
初日は、少しだけ夜更かしをしてのスターウォッチングを行いました。朝霧野外活動センターのプラネタリウムでバッチリ予習を行い、夜に備えました。そして夜は、暖かい服装だけではなく、寝袋に身を包み、いざ空を見上げると…満天の星空がみんなを迎えてくれました。オリオン座を中心に、様々な星を探していきます。「すばる、何個見えた?」「おうし座って、本当に牛みたいだね」「冬の大三角形大きいなぁ」天の川も見えるほど、空気の澄んだ最高のコンディションで観察することができました。焼きマシュマロ&ホットココアで、心も体も暖め夜は更けていきました。
2日目は、富士山西臼塚ハイキングに出発しました。落ち葉を踏みしめながら木漏れ日の中を1.5㎞散歩します。途中、広場では台風で倒れた巨木を一本橋のように歩いてみたり、樹齢300年以上のまるでキリンの背中のようなブナの巨木によじ登ってみたり、「ジグソーパズル」のように落ちた木片を木肌にあてながら探していく等、自然と親しむ遊びを体験しました。「リーダー、この木は動物がかじったのかなぁ?」子どもたちは、好奇心旺盛で、野生動物の気配を肌で感じたりもしました。実はこの森は野ウサギやシカも多く住んでいます。冬の自然と親しむネイチャーゲーム「森の色合わせ」や「ネイチャービンゴ」も行いました。やがて、こちらから呼びかけるでもなく木登りを始めた子どもたち!まるで「自然が僕らの遊び場だぁ!」と自然を身近な存在として受け入れ始めた子ども達にたくましさも感じました。
キャンプでは「○○に挑戦!」とテーマを掲げ3日間過ごしました。生活の中で一人ひとりが、少しずつ小さな○○に挑戦することを考えました。グループ活動を通して、友だちに積極的に声をかけたり、思いやりをもったりと、最終日には成長したみんなの姿をみることができました。そして、さらにひとまわり大きくなったみんなと再会できるのを楽しみにしております。また、この富士山の麓で会いましょう。
(富士山ウィンターキャンプディレクター 湘南とつかYMCA 服部雄貴)