2010年11月6日土曜日

魔法の板(カプラ)

YMCA山手台保育園アルク・アルクファミリー(保護者会)主催イベント

11月3日(祝)YMCA山手台保育園アルクに於いて、アルクファミリー(保護者会)主催『カプラであそぼう!』が行われました。『カプラ』とはオランダ語で『こびとの板』という意味。フランスのおもちゃとして親しまれていますが、考案者はオランダのトム・ブリューゲンという方。15年を費やし、どんな形も作り出せる魔法の板を考案しました。比率が1:3:15というこの板はすべて同じ大きさ、同じ形。三角や半分、また倍の大きさの板はありません。ですが、何でも作れてしまう魔法の板です。乳児クラスと幼児クラスに分かれ、それぞれにインストラクターの方がついて説明をしてくださいました。『カプラ』を置く方法は3つ。『寝かす』『起こす』『立たせる』。そして、持ち方を指導してくださいました。

乳児クラスでは乳児たちが床に広がった『カプラ』で自由に遊びます。手にとって打ち鳴らしたり、床に線路の様に繋げたり、少し積み上げたり。でも乳児たちにとって一番楽しいのは保護者の方が積み上げた『カプラ』を崩すこと。この『カプラ』崩れる時の音も、木のとても良い音がします。保護者の方々の協力により「大きなキリン」「小さなキリン」「大きなライオン」「タワー」「家」が完成しました。
幼児クラスでは、3つのグループに分かれて超大作を作り上げていきす。薄い板が、少しずつ少しずつ高くなっていきます。子どもたちも真剣な表情になってきます。自分の背より高くなってくると、椅子に乗ったり、保護者の方に抱き上げていただいてそっと板を置きます。みんなで大きな作品を作り上げる為に、子どもたちは素晴らしい集中力をみせてくれました。自分だけでなく譲り合って積み上げていかなくては崩れてしまうので、とても良く協力し合う姿もみられました。「大きいかまくら」「少し小さいかまくら」「長い橋」(長い橋の上には線路が敷かれ、汽車が置かれ、橋の下には小さな家が造られました。
今回の『カプラであそぼう!』で子どもたちもとても楽しい体験ができましたが、保護者の方々も子どもたちより夢中になって遊ぶことができたのではないでしょうか?子どもと真剣になって遊ぶ、大切な時間ですね。企画、準備をしてくださったアルクファミリー・スタッフの方々、当日お手伝いをしてくださった方々、ありがとうございました。
(YMCA山手台保育園アルク 遠藤弘子)