子育てランドとはYMCA保育園から毎月発信する子育てに役立つ情報です。各保育園の専門職員の現場での経験をもとに、すぐに役立つ「豆知識」をご活用ください。
子どもたちは甘いものが大好き。でも毎日ジュースやスナック菓子、甘いお菓子ばかりを食べていると虫歯や肥満予備軍になりかねませんね。YMCAあつぎ保育園ホサナでは、毎年夏になると「喉が渇いたら水とジュースどっちを飲むといいのかな?」と子どもたちと一緒に考えます。そしてジュースに含まれる砂糖の多さを伝え、おやつの時間に食べているお菓子の砂糖について学ぶ食育を行っています。子どもにとって1日に適切な砂糖摂取量は約40g。そのうちおやつで摂っていい量は約20~25g(1本8gのステックシュガーだと約3本分)。実物に当てはめてみると、炭酸飲料350ml→5本分、メロンパン→4本分、カステラ一切れ→3本分、ヨーグルト→2本分。「もし、炭酸飲料を全部飲んだら他のおやつは食べられないね。ちょっとだけにしたら他にも食べられるよね」と、みんなで考えます。子どもたちにとっておやつの時間は楽しみであると同時に3度の食事で摂りきれない栄養を補給する場でもあります。そのため、保育園でのおやつは手作りで、蒸しパン、うどん、おにぎり、ふかし芋など食事のようなものが中心です。凝ったものを作らなくても、バナナ1本でも十分。これから旬を迎えるりんごをそのまま食べたり、さつまいもを焼き芋にしたものでも立派なおやつです。これから寒くなる季節には、根菜たっぷりのうどんなども体が温まりオススメです。でも次の食事時間を考えて食べ過ぎないことも忘れずに。
(YMCAあつぎ保育園ホサナ管理栄養士 荒川加奈子)