湘南とつかYMCA 野外活動クラブ10月活動報告
湘南とつかYMCAでは小学生を対象にハイキングや炊事といった野外で行うプログラムを月に一回活動しています。10月の活動は大池公園(横浜市こども自然公園青少年野外活動センター)に行って火起こし体験をしてきました。まずは、太い薪を割る作業に取りかかり、鉈を片手にトントン!と地面に打ち付けて割る作業に、子どもたちの表情は真剣そのものです。薪割りが終わると、次は火起こしに挑戦です。今回はマッチやライターを最初に使わず、火起こし器・火打ち石・虫メガネなどを使いながらの火起こしです。現代の生活ではなかなか体験できない作業にみんなで協力しながら火を起こします。何度も擦っているうちに煙が出てくると、諦めかけていた子の表情が一変。「早く!早く!」と周りからの声に応えるよう擦るスピードも上がり火種ができあがりました。できあがった火種に「ふーっ!ふーっ!」と息を吹きかけ、ようやく火がつき、無事に薪にも火がついて一安心。火は次第に大きくなり、その火を囲みながらみんなで秋の味覚、焼き芋を食べます。ホクホクした焼き芋を頬張りながら秋の一時をみんなで過ごすことができました。うまく火を起こすことができた子もいれば、なかなか最後までつけることができない子もいて、中にはマッチを初めて使う子もいたようです。現代の生活は非常に恵まれていることを実感できたのではないでしょうか。
(湘南とつかYMCA 野田知裕)