2010年9月20日月曜日

企画も準備も子どもたち…アルクに泊まろう


9月10日(金)から11日(土)に4・5歳児がYMCA保育園アルクにてお泊まり会を行いました。事の始まりは毎年恒例のアルクっこキャンプの後、キャンプの話を子どもたちとリーダーがしているときに、子どもたちから「アルクに泊まってみたい!」との声があがったこと。保育士が計画したことではなく、子どもたちから出た意見だったので、是非実現したいと思い計画が始まりました。「お泊まり保育で、どんなことをしたいか」「やりたいことには何が必要か」を5歳児が中心になって話し合いました。グループを決めたり、しおりを手作りしたりしてとても楽しみにしていました。
さて、いよいよお泊まり会当日、いつもよりちょっと大きな荷物を背負って登園してきた子どもたち。胸の内にはどんな期待を入れてきたのでしょう?普段の保育の後、夕方からみんなで夕飯作りがはじまりました。4歳児は「ゆかり和え」、5歳児は「カレー」を担当して作りました。お買い物も自分たちでひとつひとつ野菜を選んだり、カレールーを選んだりしてみんなで協力して作ったその夕飯のお味は…? 全員がおかわりをするほど絶品でした。夕飯の後は子どもたちが楽しみにしていた(?)肝試し。真っ暗になった保育室の中を2~3人ずつに分かれた子どもたちがおばけに出会いながら進み、最後のおばけから花火引換券を手に入れます。電気の消えた暗い保育室はいつもとは違った雰囲気。懐中電灯を持って、勇気を出して出発!怖がってしまうお友だちを自分が守ろうとして頑張る子や怖くて慌ててしまう子もいましたが、力を合わせ、助け合ってみんな花火引換券を手に入れることができました。花火引換券をリーダーに渡し花火を手にしたら、花火大会の始まりです。ご近所にも迷惑にならないように「花火のルール」を守って目を輝かせながら楽しんでいました。
翌朝は、早起きをして朝食前に近くの公園へお散歩&お掃除に出かけました。いつもお世話になっている公園をきれいにするって気持ち良いね。アルクに帰るとキッチンのリーダーが用意してくれたオープンサンドを自分たちの好みの具を入れて作って食べました。朝から身体を動かしたからでしょうか、みんなの食欲も旺盛でした。
今回のお泊まり会は子どもたちが中心となって行われたので、子どもたちにとっても特別のようでした。家に帰ってからおうちの人に自分たちが計画して実行したお泊まり会の話をみんなとても楽しそうにたくさんお話ししてくれたようです。子どもたちの可能性は無限ですね。子どもたちの叶えたい夢を私たちが少しお手伝いしていくことで、可能性を広げ大きな成長につながっていけるといいですね。
(YMCA山手台保育園アルク 遠藤弘子)