2010年9月9日木曜日

みんなで “カメのポーズ”

YMCA山手台保育園アルク 防災・引き渡し訓練

9月3日(金)YMCA山手台保育園アルクでは防災・引き渡し訓練を行いました。午前中、岡津消防出張所、泉消防署から消防士さんがいらしてくださり、3~5歳の幼児クラスの子どもたちは『防災ダック』『煙体験』を行いました。『防災ダック』では消防士さんの「地震の時はどうするのかな?」との問いかけに、手で頭をおおう『アヒル(ダック)のポーズ』を教わり、「雷のときは?」体を低くする『カメのポーズ』、「津波のときは?」高いところに急いで走る『チーターのポーズ』、「ハチにであったときは?」あわてずにゆっくり動く『ゾウのポーズ』、「火事のときは?」煙を吸い込まないように口を押さえる『タヌキのポーズ』とたくさん教えていただきました。そして、地震の絵を見せられ「地震のときは?」の質問にあわてて『アヒルのポーズ』をとったり、「雷は?」の声に急いで『カメのポーズ』をとったり、子どもたちは真剣にどうしたら良いのか考えてポーズをとっていました。また『煙体験』では小さな透明のテントが建てられていく様子から見学をしました。そして、白い煙(体験用無害)が出てきて透明だったテントはあっという間に真っ白に!最初は消防士さんが中に入ってお手本をみせてくれました。子どもたちは真っ白で何も見えない煙の中園長先生の声を頼りに姿勢を低くし手探りで出口まで進みます。消防士さんから煙の動きを見てみると、煙は上へ上へと登っていくことを説明していただいたおかげで、子どもたちはどうして姿勢を低くしなければいけないか理解することもできたようです。分かったところでもう一度挑戦!今度はもっと上手に進めるかな?子どもたちの後には「リーダー頑張って!」の声援の中、リーダーも体験しました。
 
午睡後は地震を想定し全員がまず近くの小さな公園へ避難、人数確認後は近くの中学校まで避難しました。乳児クラスはすぐに保育園へ戻りましたが、幼児クラスはそこで保護者のお迎えを待つという避難訓練をし、保護者の方には非常食の試食をしていただきました。残暑の厳しい中でしたが、子どもたちは真剣に取り組んでくれたようでした。また、猛暑の中、歩いて中学校まで引き取り訓練に参加、ご協力をいただいた保護者の皆さまには心から感謝いたします。これを機会にご家族で緊急災害時について考えていただけたらと思います。
(YMCA山手台保育園アルク 伊藤リカ)