2010年7月10日土曜日

歩育 ~歩くことを見つめ直す~

川崎YMCA・ヘルシーわんぱく探検隊
わんぱく探検隊は、年中から小学4年生までを対象としたおでかけプログラムです。毎回テーマや行き先が異なります。今回のテーマは『歩育』。"初歩"という言葉があるように、人の身体活動としての根源である「歩くこと」を再び見つめ直し、人が当たり前としてきた歩きにテーマを置き、二子橋公園(世田谷区)から等々力公園(川崎市中原区)まで全行程6kmの道のりを歩きました。
歩くということは一見、単調なウォーキングと捉えられてしまいますが、今回は2つの方法を取りながら子どもたちに楽しみながら、そして積極的に参加できるよう実施しました。まず、お昼休憩までは、写真を見てみんなで探しながら行う「ウォークラリー」を行いました。歩くスピードが速い子は遅い子に合わせ、遅い子は、ついて行こうとがんばってくれるようになり、お友だちとの協力関係から、グループの中での所属意識が芽生え、一体感が生まれました。昼からは、一体となったグループのお友だちと「だるまさんが転んだ」や「グリコ」「かけっこ」などゲームで楽しみながらゴールを目指しました。子どもたちは探検隊の名の通り、思い思いに探検してくれました。草むらでは四つ葉のクローバーを探し、蝶々が飛んでいれば、疲れも忘れ追いかけまわり、水たまりがあれば、くつがぬれるのもお構いなしにじゃぶじゃぶと遊び。大人にとってはただの一本道である河川敷が、子どもたちは遊園地などのどんなテーマパークにも負けない遊び場となっていました。約1万5000歩~2万歩も歩いた今回の保育でただ歩くのではなく、歩きを通し、仲間づくりをし、様々な楽しみを見つけ、そしてゴールしたときの達成感をみんなで味わうことが出来ました。次回のわんぱく探検隊は7月17日です。
 
(川崎YMCA 永田一誠)