富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジにて、3/26~28の2泊3日間、富士山スプリングキャンプを実施し無事終了いたしました。キャンプ初日(26日)は、富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ内の東京ドーム9個分の大草原やススキの迷路等を活用してのオリエンテーリングを実施致しました。各所へグループごとに散策し、チェックポイントを回ってきます。そこでは様々なミッションがあり、その課題をクリアすることでこれから共に生活をするグループのお友達との協力を生み出す仕掛けを施しました。雄大な富士山、どこまでも続く草原を背景に、自然の懐の広さも体感できたことだと感じます。
キャンプ2日目(27日)は、富士宮市内のポニークラブ エヘガザルの協力を得て、ポニーとのふれあいや、馬場内でのポニーの散歩そして、広大な草原を交代しながらの乗馬体験を行いました。馬へのブラッシングや蹄(ひづめ)の手入れ、馬に関するクイズ等から始まり、実際にポニーに触れることや乗馬をすることで、動物(生きる物)への愛着がわき、命を慈しむ優しい心が子どもたちの心の中で芽生えたようでした。夜は隣接する、まかいの牧場 モンゴル村にでかけ、モンゴル式住居(ゲル)に宿泊しました。馬頭琴のコンサートを聴き、奏でる体験も出来ました。ホーミーと呼ばれる独特の声楽はとても不思議な音がして、子どもたちの驚く姿が印象的でした。異文化にも触れ、世界の国々の暮らしも体感することが出来ました。キャンプ最終日(28日)は、「羊毛クラフト 羊の人形」を作りました。思いがけず驚いたことは、子どもたちが今作ろうとして、手にしている羊毛が昨日宿泊したモンゴル式住居と同じ素材であるという事実を知った時でした。1人1人、ふわふわの触感のかわいらしい自然素材100%のお土産が完成しました。
この3日間で子どもたちは様々なことにチャレンジしました。様々なプログラム体験をすることで、より深く子どもたちの心に浸透し、グループで生活することで、お互いを思いやることの大切さをキャンプを通して体験的に学んだことと感じます。また、期間中に、大きな怪我や病気がなかったことをこの場を借りて感謝し、これからも、この富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジが「未来のこども達へのプレゼント」として、皆様の「自然と人」「人と人」とのふれあいの場所となるよう心がけていきます。また、キャンプでお会いしましょう。
(富士山スプリングキャンプ総合ディレクター 村田彰宏)