2010年3月11日木曜日

おおきくなった / 願う

YMCAたかつ保育園 園長だより 3月号

我が家の庭の梅・沈丁花の花も開き、良い香りが漂っています。この香りがすると、「もう3月が来たんだな!」と、1年の早さを感じます。3月は1年の歩みの最終月、それぞれが大きく成長した事に気づく時期でもあります。YMCA保育園として2年目の年、他のYMCAと連携を取り保育活動の中に、体操あそび・プールあそび・英語あそびが加わりました。子どもたちの生きる力を育む活動として自然体験(夏キャンプ・冬キャンプ)も行われ、人との関わり・自然との関わりを通したくさんの気づきを貰いました。保護者の方にも保育園行事に参加していただき、共に行事(移動水族館・わいわいまつり・クリスマス会・ もちつき)を作り上げていくお手伝いもしていただきました。保護者の方と歩みを共にし、喜びを共感しながら子どもたちの成長を見守っていけたことに感謝致します。 今年1年を振り返ってみると0歳児は、活動範囲も視野も広がり お友達と過ごすことを楽しんでいる姿が見られます。保育者の歌に合わせて体を左右に揺すったり、絵本に興味を持ちじっくりと見入る姿も観られます。1歳児の子どもたちは、たくさんの言葉を覚え、1語文から2語文へ。自分の意思を言葉にし「じ ぶ ん で!!」と、まだまだ上手にひとりでは出来ないけれど、関わり見守りながら意欲を大切に過ごしています。2歳児の子どもたちは、自分で出来る事が一段と増え、自分の思いを通そうとして友だちとのトラブルが起きることもしばしば。悲しい・悔しい経験は 大切な成長の糧です。友達と一緒に遊ぶことって楽しい!このごろいっそう仲間意識が強まったような気がします。幼児クラスの子どもたちは、保育園生活を通して 友だちとの関わりがより強くなり、子どもたち同士で遊びの世界をつくっています。しかし、いつも仲良しと言うわけではありません。自分の意思を通してけんかになり、自分と相手の気持ちに違いがあることに気づくこともありました。ひとり一人が泣いたり笑ったりして いろいろな心の葛藤を乗り越え、大きくなった1年でした。慣れ親しんだクラスの友だちや先生との交わりを大切にし 残りの日々を楽しく過ごせるように配慮をしていきたいと思います。
(YMCAたかつ保育園 園長 平川恭江)