保育園では、日本の伝統的な行事を通して、みんなで食べる楽しさを大切にしています。1月8日(木)には、もちつきを行いました。
当日は、お天気が良くもちつき日和でした。まず、職員がもちつきの由来について話をしました。「昔はお米はとても貴重で、お正月におもちをみんなでついて食べることはご褒美だったんだよ」というと、「え~!?」と驚く子どもたち。続いて、おもちになる前の蒸したもち米を試食。
小さなお友だちから順番におもちをついていきました。一人ずつ杵を持ってぺったん、ぺったん。最初は慣れない様子でしたが、しだいに上手になっていきました。ついたおもちは自分で丸めていただきました。つきたての味は格別です。おもちを食べているみんなのほっぺたもおもちのよう! 「おいしい!!」と顔もにこにこしていました。子どもたちが好きな「いそべ焼き」「あんこ味」「きな粉味」を用意しましたが、中でも一番人気はいそべ焼きでした。
当日は、おとうさん、あかあさん方にボランティアでご協力いただきました。本当にありがとうございました。
お米がおもちに変化していく過程は子どもにとって大きな驚きだと思います。これからも、心に残る体験を通して子どもたちが豊かな心をはぐくんでいけたらと願っています。
(YMCAつるみ保育園 多功祥子)