毎年11月は横浜YMCAの平和月間です。
夏には、平和をテーマを取り上げ、絵本を読んだり、子どもたちに問いかけたりする機会を持ちました。
今回は第二弾ということで、絵本を読んでから、異年齢のグループに分かれて話し合いをしました。「平和」というと少し難しく聞こえますが、子どもたちの方からしだいに声が上がり始めました。「平和ってなんだと思う?」「〇〇ちゃんはどんな時嬉しい気持ちになる?」など、年上の子がリードして年下の子に聞いたり進めている姿が見られました。
時間を共有するうちに、色々な意見や考えを話す子どもたち。「戦争を起こさない」「皆が笑顔でいること」「爆弾を落とさない」「平和って、楽しいこと、嬉しいこと」「家族を大切にすること」「みんなでごはんを食べること」「みんなで一緒に遊ぶこと」など、たくさんの平和についての言葉が子どもたちから出てきました。
その後、<平和の鳩>の紙に願いを書き、色づけをしていきました。出来上がった平和の鳩は、その日の帰りの会でグループごとに発表し、玄関にある平和の木に飾りました。
子どもたちが感じている「幸福」はとてもすてきでした!
そんな子どもたちから、気づかされたことがありました。
一人ひとりが、色々な人と笑ったり、泣いたり、たとえケンカになっても、いつか仲直りして、いっしょに喜んだり悲しんだりする毎日!保育園が、そんなありのままの自分の思いを素直に表現できる、そんな場所になれたら良いなと思います。
平和を作り出し、未来を築いていく子どもたち。
これからも、子どもたちの気持ちを受けとめて、見守っていけたらと願っています。
(YMCAつるみ保育園 小林真実)