9月27日(土)、中央YMCA英語学校では、国際・地域協力募金活動の一環として、在日モザンビーク共和国大使館と、タンザニアのティンガティンガアーティストのマイケル先生のご協力を得て、モザンビークフェスティバル及びティンガティンガワークショップが行われました。
最初にプロジェクターを使ってモザンビーク共和国の紹介が行われ、国の文化や地理、衣食住に関して理解の場をもちました。その後にモザンビークのおさらいクイズをしました。問題は「日本人もよく食べているモザンビークの名産品は何でしょう?」や「アフリカ大陸を流れてモザンビークの海に注がれる川は、日本で一番長い信濃川のおよそ何倍の長さがあるでしょう?」などといった興味深いものが多く、全て三択形式となっており、子どもから大人までとても楽しめるものでした。クイズを通してモザンビークの理解が更に深まったのではないかと思います。
国紹介の後は、2つのグループに分かれて、モザンビークのワークショップとティンガティンガのワークショップが同時進行で行われました。
モザンビークのワークショップでは、カプラナというアフリカの伝統布の紹介と試着、またカプラナの端切れを使ったノートカバーの簡単な工作ワークショップを行い、そしてモザンビーク名産品のカシューナッツと紅茶をいただきながら、アフタヌーンティーの時間を過ごしました。ワークショップでは、カシューナッツの製品化される前の殻の状態のものを見せていただきました。普段何気なく食べているカシューナッツですが、さすがに殻までは知らない人が多かったせいか、皆さんとても興味深く見ていました。
タンザニア現代アートのティンガティンガのワークショップは別室に移動して行われました。サバンナの動物や豊かな自然がたった6色のペンキで描かれることをしてちょっとびっくりでした。今回は30センチ四方の板に絵を描く体験でしたが、みんな初めての経験であり、自分の作った作品を持ち帰ることができたので、とても良い記念になったと思います。ワークショップの他に、マイケル先生の素晴らしい作品の展示もされており、実際に購入をされた方もいらっしゃいました。
ワークショップが終了するとまた全員がラウンジに集まり、ラッフル抽選会を行いました。
賞品は全てモザンビーク大使館より寄付していただいた、ポロシャツ、木彫りのボールペン、キーホルダーなどであり、くじで当選した参加者に差し上げました。全て非売品でとても貴重なものですので、当たった人はとてもうれしそうにしていました。残念ながら当たらなかった人には素敵な絵葉書が配布されました。
ラッフル抽選会の後は、参加者を入れ替えて2つのワークショップを同内容で2回目を行い、参加者は多くは両方のワークショップに参加をして、本日のフェスティバルを終了いたしました。
今回のフェスティバルとワークショップなど盛りだくさんのプログラムを通じて、モザンビークをはじめとするアフリカの文化をより身近に感じられる機会となりました。
参加費のうち経費を除く純益は国際協力募金に寄付をさせていただきました。
(横浜YMCA英語学校 大谷昭雄)