2014年10月14日火曜日

ハンディキャップ体験~チャリティーランに向けて~

YMCA山手台学童クラブハンディキャップ理解のご報告
 山手台学童クラブでは10月25日に行われるチャリティーマラソンに向け、絵本の読み聞かせや体験プログラムを通してハンディキャップ理解を深めてきました。
絵本「かっくん~どうしてぼくだけしかくいの?~」から一人ひとり容姿や、得意なこと苦手なことが違うということ、そして違うことでお互いに助けあえることがある、ということを伝えました。この絵本に出てくる“かっくん”は、一人だけ四角い形をしています。他のみんなは丸い形をしているために、自分だけできないことが多くありました。そんなかっくんもみんなの役に立てることを見つけ認められ、自分に自信を持てるようになります。日頃子どもたちから、相手を非難する言葉・自分に自信がもてないという発言を耳にします。だれにでも得意なことや苦手なことはあり、得意なことでお友だちを助けてあげられるようになるといいなと思い、この時間を持ちました。
また体験プログラムとして、数名のお友だちにアイマスクをしておやつの時間を過ごしてもらいました。他の子どもたちはサポート役に回ります。初めはサポートの方法が分からず背中を押したり、声で教えてあげていたりと、子どもたちなりのサポートをしていました。アイマスクをしているお友だちの「怖かった」という感想とリーダーからのアドバイスを加え、安全な方法を学びました。
またサウンドテーブルテニス(目の見えない方の卓球)の体験もしました。鈴が入っている特別な玉をラケットに当て、相手のコートに転がしていきます。よく鈴の音を聞き、どこにあるのか判断しなければなりません。なかなか難しくはありましたが、次第に上手くできるようになりました。

 今回は、ハンディを持った人がいるということを知るだけでなく、その気持ちを少しでも知ってもらえたらと思い、体験プログラムを行いました。実際に出会ったときに手伝うことは難しいかもしれません。ですが、見て見ぬふりをするのではなく、立ち止まり考えられる人になってほしいなと願っています。
(山手台学童クラブ 相葉マナ)