八景YMCAでは、3~5歳児の子どもが3・4人集まり1グループを作って活動しています。様々な課題解決をしていく中で、絆を深め、互いに助け合って生活していくことを願い取り組んでいる最中です。
先日行われた運動会でも、グループ競技(グループ対抗忍者リレー)を取り入れ、微笑ましい姿をたくさん見せてくれました。運動会が終わったいま、秋への取り組みとしてグループで散歩先を決め、出かける【グループ散歩】を行っています。今回は、その中の一つ「ゴミ拾い活動」を紹介します。
とある朝、“グループ散歩に出かけよう”とそれぞれが行き先を決め、出発しました。
半分のグループが決めた先は保育園近く(某大型スーパー横)の公園。ここには実は、茂みの中など多くのゴミが落ちているのです。遊び始める前に、毎回私たち保育者は子どもたちが安全に遊ぶことのできるよう、公園内を点検(ゴミ拾い含め)するのですが、この日はせっかくグループで来ていたため、いつもは保育者が行っている点検(掃除)を「みんなで行わないか」と提案しました。すると快く「いいよ~!やる~!」と子どもたち。1グループに一枚の袋を渡し、二つの約束(グループで動くこと・危ない物は拾わないこと)を伝えてスタートしました。“どのグループがゴミ拾い名人かな!?”と言葉を添えると子どもたちのやる気は一気に高まります。公園のベンチ下・茂みの中・遊具の近く・木の上(笑)など。
「あった~!!」と次々に探し出してくれました。ゴミを拾うだけでなく、ドングリや面白い実を見つけ楽しみながら活動するのも子どもたちならでは。あっという間にたくさんのゴミを拾い集めてくれました。ゴミ拾いを終了し、自由遊びとしてからも「まだ(ゴミ拾い)やりたい」と自ら袋を持ち歩く子どもの姿も。自発的な声に何人かが集まり、継続してくれました。
公園を出る際、遊びに来ていた近所のお友だちやお母さんに「ありがとうございました~!バイバーイ」と声をかけると、「公園を綺麗にしてくれてありがとう。みんなのおかげで綺麗になったよ」など嬉しい言葉をたくさんかけてもらいました。
今後も継続的に行っていきたいと思う活動。この活動が、豊かな環境作りへの一歩となりますように。そして、一人ひとりの大切な学びになりますように。
(金沢八景YMCA保育園 保育士 小林あゆみ)