2014年7月23日水曜日

水難事故を防ぐために

YMCAつるみ保育園「着衣泳体験」のご報告
 横浜YMCAでは夏のプログラムの開始にあたり、あらためて安全についての確認を行っています。先日、YMCAつるみ保育園の4歳児、5歳児クラスの子どもたちが、横浜北YMCAのプールで着衣泳の体験をしました。
 最初に「ウォーター・セーフティー・ハンドブック」を見ながら、 “海や川、プールで遊ぶ時に注意しなければいけないこと”について、リーダーから話をききました。

 それから、水着の上に服を着てプールに入ってみました。服が体に張り付いて動きづらいのですが、歩いたり、もぐったり、けのびをしました。水深が深いところから浅いところへ移動したり、木やペットボトルに見立てた小さなビートバンを抱えて仰向けで浮く“浮き身”の練習もしました。もし、水の中に落ちてしまったら、あわてて岸に戻ろうとするのではなく、まず落ち着いて浮き身の姿勢をとります。浮くものがなくても、浮き身の姿勢であれば、顔を水面から出すことができます。子どもたちはしだいに、服を着たまま水の中にいることに慣れていきました。服を着ていた方が、体は暖かいことも実感できたようです。

さらに、おぼれている人を見つけたら、自分が水の中に入って助けようとしないで、「助けて~!!」と大きな声で大人を呼ぶことが大切だということを教わりました。水に浮くものを投げて、つかまってもらうという方法もとても有効です。
 海や川、プール、山などに出かける機会が増える時期です。事故がないように気をつけることはもちろんですが、もし、誤って水の中に落ちてしまってもあわてずに「浮いて、待つ」ことができればと思います。
 これからも、子どもたちが楽しく、かつ安心して過ごすことができるように、さまざまなプログラムを行っていけたらと思っています。
 *「ウォーター・セーフティー(水上安全)・ハンドブック」は、各YMCAで配布しております。
(YMCAつるみ保育園 松本 慶也)