2014年6月25日水曜日

事故が一つも起こらないことを祈って

川崎YMCAウォーターセーフティーキャンペーンの報告
 川崎YMCAでは6月8日~6月14日にウォーターセーフティーキャンペーンとして着衣泳と避難訓練を行いました。
夏も近づきプールや海で遊ぶ機会も増えてきます。日本では毎年800人以上の人たちが水の事故で命を落としています。その中の8割近くが服を着た状態でおぼれてしまっています。
一番良いことは水の事故にあわないことですが、万が一事故にあってしまったときの対処法や、衣服で水に入るとどのような状態になるのかを学び体験する事を目的とし、着衣泳を行いました。
着衣泳では洋服を着て水の中を走ったり潜ったり、浮き身の姿勢を練習していきました。小学生以上のクラスでは、いきなり深いところに落ちた時にすぐに浮き身の姿勢をとることができるよう、プールサイドから突き落としの練習も行いました。初めはうまく浮けなかった子も浮き身の姿勢を何度か練習している内に一人で浮けるようになりました!
服を来て泳いだ後には洋服を脱ぎ、洋服を着た状態と着ていない状態での『違い』を体験しました。子どもたちからは洋服を着ていると「重たい」「うまく泳げない」などの声があがりました。実際に体験してみないとわからないことですね!
水の事故だけに関わらず、地震や火事もいつどこで起こるかわかりません。体操クラスでは、そんなときにどのように動くとが安全なのか、YMCAで起こった場合はどのように逃げればよいのかも、実際に非常口から出て外へ避難する練習を行いました。不安になる子もいましたが、リーダーのお話をきちんと聞いて落ち着いて外へ避難することができました。実際に起こった時に、次になにをすればよいのかわかっていると、気持ちに余裕ができます。子どもたちからは「ここはじめて通ったー!」「僕の学校に避難するんだね!」「こういうときは靴下はかなくていいんだ!」などの声があがりました。
 もしもの時の場合を想定して慌てずに行動できる事が、命を守ることに繋がります。
YMCAでは楽しい場所に悲しいことが起こらないよう、毎年ウォーターセーフティーキャンペーンを行っています。このような取り組みが一つの命を守るかもしれません。
この日を忘れずに事故が一つも起こらないことを祈っております。
(川崎YMCA 木皿みか)