3月の、暖かな春の日差しがこぼれる土曜日、今日はかわさき保育園の卒園式です。ぞう組さんたちの旅立ちをみんなでお祝いします。当日はお父さん、お母さん、職員のほか、地域の皆さんや昔の先生、在園児を代表してきりん組のみんなもお祝いに駆けつけてくれました。
登園してきたぞう組さんたちは、みんな正装してちょっと緊張気味。何となくそわそわしています。襟元にコサージュをつけてもらって、集合場所のことり組の部屋へ。担任の先生と一緒に式の始まりを待ちます。
卒園式はぞう組さんの入場で幕を開けました。出席者の拍手に迎えられ、少し緊張気味で入場。自分の席に着きます。讃美歌「つくしのように」を全員で歌って、式は静かに進んでいきます。聖書を読んだ後園長先生のお話を聞き、讃美歌「ロケットに乗って」を歌うと、いよいよ保育証書の授与式です。一人ひとり名前を呼ばれて壇上に登り、園長先生から「あなたは神の恵みのうちに保育を受けたことを証します」と証書を読んでもらって、証書を受け取ります。受け取った子供たちはぺこりと頭を下げ、会場のみんなに向かって「大きくなったら○○になりたいです!」と将来の夢を語ります。子供らしい夢のあるものから、妙に現実的なものまでさまざまで、子どもたちの個性がよく出ていました。
保護者会から卒園児に記念品が贈られた後、卒園児から保育園へのプレゼントが贈られました。かわさき保育園には歴代の卒園児が卒園するときに、みんなで力を合わせて作った卒園製作がそこここに置かれています。今年のぞう組さんはクラスみんなの顔が書かれたロケットを、記念に残してくれることになりました。
この後、保育園生活の思い出をみんなで「おもいでのことば」として発表し、好きだった歌「がんがん」と「こころのねっこ」をみんなで歌います。きりん組さんもみんなで「みんなともだち」を歌って、ぞう組さんにプレゼントしてくれました。
このあと、ぞう組さんがお母さんと一緒に退場し、卒園式は幕を下ろしました。退場していくときの子どもたちの晴れやかな表情と、それを見守るお母さんたちの、なんとも言えない表情が、卒園式の温かい雰囲気をとってもよく表してくれていました。ぞう組のみんな、卒園おめでとう!
(かわさき保育園 神山渚・金伸子)