午前中は地震による火災発生を想定して近くの公園へ全員避難しました。新年度が始まってまだ間もない時期の訓練でしたが、子どもたちは落ち着いて避難することができました。『地震や火災が起きた時に安全に避難する為に今日は1日安全について考える日です。給食も特別ですよ。』とお話ししました。
その後、幼児クラスは『防災マン』の紙芝居を保育士が読み聞かせました。防災マンは災害時に怖がる子どもたちを安心させ、災害から身を守る方法を教えてくれるヒーローです。
その後、いつも置いてある防災リュックの中に何が入っているかを子どもたちと一緒に確認しました。子どもたちはリュックの中に入っているものがどうして必要なのかちゃんと分かっていました。お父さん、お母さん、防災の準備は万全ですか?
防災マンが教えてくれた災害時に身を守る方法を『防災ダック』の絵カードで練習しました。地震の時はどこを守る?火災のときはどうやって避難したら良いのでしょう?掛け声や音楽に合わせて楽しく身をまもる方法を学びました。
当日の給食は非常食。いつものおいしい給食が食べられないのは残念ですが、非常時にガスや水道が使用できない時でもこんな食事を摂ることができるということを経験しました。
夕方は大きな災害を想定して、震災時避難場所である領家中学校へ避難し保護者の方への引き渡し訓練を行いました。領家中学校へは徒歩10分程ですが、中学校の場所をご存知ない保護者の方もいらっしゃるので避難場所確認のため、保育園から徒歩で中学校までお迎えをしていただきました。
いつもと違う1日を過ごした子どもたち。おうちに帰ってからの様子はいかがだったでしょう?保護者の方々にはいつもより少し早いお迎えのご協力をいただき、ありがとうございました。年に一度の保護者参加のこの訓練を通してご家族で災害時について考え話し合う機会にしていただけたら幸いです。
本当に大きな災害がきたら・・・と不安になりますが、私たちも日々の生活の中で近隣の方々と災害時に助け合える関係を築いけるように過ごしたいと思います。また、施設内の安全にも気を配り、子どもたちの安全が日々守られるようお祈りしています。
今回の訓練は領家中学校の施設をお借りし、ご協力をいただきました。ありがとうございました。
(保育園アルク 遠藤弘子)