2014年1月17日金曜日

大相撲いずみ場所開催

YMCAいずみ保育園相撲の取り組みののご報告
 YMCAいずみ保育園では、12月になると幼児3クラスで、寒さに負けない身体づくりと最後まであきらめない気持ち、お互いを認め合うことなど、心と身体の成長を育む活動として相撲を行っています。
 練習では、お互いに応援し合いながら、毎日違う子ども同士で取り組みを行い、寒い中元気に相撲をしていました。
 12月18日には、5歳児クラスの子どもたちがなんと、県内にある春日山部屋を訪問してきました。
稽古場には本物のお相撲さんが稽古をしており、互いにぶつかり合う音、相手を投げる時の気合いの声など、静寂の中にも熱気と緊張感にあふれていました。子どもたちはその雰囲気に圧倒され、誰ひとりとして立ち上がったり、おしゃべりをする子どもはいませんでした。




その後、土俵の上に上げてもらい、実際に力士のみなさんと相撲をとらせてもらいました。子どもたちは、お相撲さんを力いっぱい押したり、倒れまいと足にしがみついたりと、必死に相撲をとっていました。「本物」を間近で観た子どもたちは、2日後の相撲大会に向けてさらにモチベーションが上がり、相撲部屋見学は、本当に貴重な体験となりました。
 12月20日、いよいよ保育園での相撲大会の日を迎えました。
「東の空」「西の海」「南の川」「北の山」の4チームにわかれ、それぞれが円陣を組み、「絶対勝つぞー! エイエイオー!」と一致団結!
どの子どもたちも自分の持てる力を発揮して、全力でぶつかり、本当によく頑張りました。勝ってはこぶしを突き上げて大喜び、負けてしまったら悔しがって時には涙も・・・。
 表彰式では、優勝したチームに手作りのトロフィーが手渡されました。


大会が終わると、自分たちで野菜を洗い切って作った「ちゃんこなべ」をみんなでほお張り、まさに相撲三昧の一日を過ごしました。
相撲の取り組みは、勝ち負けを競うだけでなく、年上の子どもが年下の子どもに「こっちだよ~」と誘導してあげたり、負けた子に「大丈夫?」「かわりに勝つから!」などと励ましたり、思いやる場面がたくさんありました。    
 うれしさ、悔しさ、やさしさ、あきらめない気持ち、それぞれに色々な思いを味わった子どもたち。この経験を通して、またひとつ大きく成長したことと思います。
(YMCAいずみ保育園 野村佐季子、川原邦之)