2013年10月22日火曜日

障がい者と健常者共に

鎌倉YMCA鎌倉車いすと共に歩む会 創立30周年一泊バス旅行の報告
 鎌倉車いすと共に歩む会では、障がい者と健常者がお互い対等な立場にたって、極めて自然な友人同士の交流をし、心の安らぎ、喜びを体感すべく、年間に数回プログラムを実施しています。
 今回は、9月22日(日)~23日(月)の期間、神奈川県に1台あります、福祉バスを利用し一泊で浜名湖の舘山寺温泉へのプログラムを実施いたしました。
 初日は、渋滞に合うこともなく、高速道路をスムーズに進み、新静岡SAまで行き、お昼休憩を取りました。福祉バスには、車いすの方の乗り降り用にリフトがついており、リフトを出せるスペースの駐車場が必要になります。また、リフトは、車いす1台の対応となりますので、9名の車いすの方がいれば、乗り降りには、およそ30分は時間をみないといけません。会の特徴として、担当を決めなくても自然と介助ができており、30年の歴史に培われたボランティア精神を感じます。
初日は、舘山寺ロープウェイを楽しみ、ホテルに入り、夕食その後の交流会で車いすの会の皆様と楽しく、夜を過ごしました。

 2日目は、うなぎパイ工場見学、お茶の郷博物館見学を行いました。それぞれ、バリアフリーができており、車いすの方々もスムーズに見学ができました。うなぎパイ工場では、皆さん両手に袋を抱えるほどのおみやげを買われていました。
最後は大井川に架かる木橋の蓬莱橋を渡りました。当初は、強風と時間がかかることも予測され、中間ぐらいで戻る予定でしたが、ある車いすの方は、先頭を切り、どんどん進み、それに引っ張れる形で最後まで渡りきる方が多数出ることができました。元気の良さにはびっくりさせられました。

バリアフリーが進んできたと言っても、まだ車いすの方には活動しづらい場面も多くあり、また年配の車いすの方には、外出も難しい状況であります。車いすの会のプログラムが、車いすの方の外出や、外の世界の接点への一助となれば幸いと考えます。「鎌倉車いすと共に歩む会」では、これからも会の皆様と共に楽しく歩んでまいりたいと思います。
(鎌倉YMCA 添谷 憲一)