ちょうどこの日は十五夜でした。礼拝では、すすき、お団子が登場し、子どもたちは釘付けです。はじめ、お団子を見て「りんご!」「梨!?」と、なかなか正解が出なかったのですが、「モチモチとしたものだよ。」という園長先生のヒントに、「おもち!」「おだんご!」とようやく正解が出ました。とても美味しそうなお団子に、お腹を空かせた子もいたのではないでしょうか・・・?また十五夜にちなんで、園長先生が「おつきさまこんばんは」という絵本を読み聞かせてくれました。子どもたちが大好きなこの絵本。「こんばんは」というセリフをみんなで小さくお辞儀をしながら言う姿がなんとも可愛らしかったです。
続いてはお楽しみ会です。名前を呼ばれ、主役たちが前に登場します。1歳児クラスの子が名前を呼ばれ、キョトンとした表情で固まっていたのですが、それを見た2歳児クラスの子が「はい!」と代わりに返事をしてあげていて、心が暖まりました。0歳児クラスの子は、カードを貰い、周りに「おめでとう。」と拍手をされると自分でも手を叩いて喜んでいました。子どもの成長を誕生会を通して改めて感じる事が出来ます。今回の誕生会でも、0歳児、1歳児、2歳児みんなのそれぞれの大きな成長を見る事が出来ました。
そして今月の保育者の出し物は「これはなんでしょうクイズ」です。保育者から保育者へ様々な物を投げ、その物が何かを当てるクイズです。一瞬の出来事で、形までははっきり分からず、分かるのは色ぐらいですが・・・左右に飛び交う物を、真剣な眼差しで観察し、「プーさん!」「アンパンマン!」と即答していました。
後半になると、掃除に使うスポンジや、手の平サイズの小さなおもちゃ、楽器の鈴など・・・少し難しい問題が続々登場です。鈴は、「踊る時に使うやつ!」「シャンシャンするやつ!」と、答えは分かっているけどなかなか“鈴”の名前が出てきません。すると、みんなで鈴を鳴らす仕草をしたり、腰を左右に揺らして踊り出す子もいました。保育者から「鈴だよ!」と答えが出ると、“あぁ~”という表情をしていたのでした。
頭をフル回転させながらクイズを楽しんでいた子どもたちでした。
(とつか乳児保育園 小林亜美)