日本赤十字社の救急法指導員の方に来て頂き、乳幼児の一次救命処置の研修を行いました。
一次救命処置は、心肺蘇生やAEDを用いた除細動など、心臓や呼吸が停止した子を救命するために実施する緊急処置をのことを言います。今回、研修用のダミー人形を相手に、心肺蘇生に関する一連の流れ、人工呼吸やAEDの装着を指導員の方の指導のもとに学びました。
指導員の方の話では、厚木市の例で、119番への通報から救急隊の到着まで、平均8分かかってしまうそうです。心肺停止の状態が3分以上続くと、救命率は急激に下がり始めます。時間が経つほど、命が助かる確率が下がっていくのです。救命処置をした場合としなかった場合では、助かる確率は2倍以上変わるそうです。
一次救命処置に続いて、身近なものをつかった救急法の練習をしました。バンダナを使って、包帯の代わりに傷口を覆ったり、三角巾代わりに腕を吊るのに利用したりする練習や、ストッキングを利用して頭部の怪我を処置する方法を、保育者が二人組になって練習しました。
(YMCAあつぎ保育園ホサナ 野澤ひらく)