ようやく暑さの厳しかった夏が過ぎ、秋を迎えました。
横須賀YMCA英語学校では、英語を学びながら世界のことや地球のことを同時に考える機会を提供しています。この暑かった夏の間、生徒たちにエコ活動を実践してもらいました。
まず4月のアースデイ(4月22日)に合わせて、に蝶の形をデザインした『エコ・バタフライ』の用紙を幼児、小学生の生徒の皆さんに配り、みなさんがこれからの暑い夏をどのように工夫して、資源を節約しながら過ごせるか、「自分たちでできるエコ」について考え、羽の部分の左側にそれぞれのアイディアを記入しました。「電気をすぐ消す」「水道をすぐ切る」「エアコンを使わない」「冷蔵庫は早く閉める」などいろいろなアイディアが集まりました。英語学習経験の長い生徒たちは英語で「Turn off the light」と書いている子もいました。そして夏休みが終わった時に羽の右側に結果がわかるように、何をどんなふうに実行したかを書いてもらいました。「ペットボトルのふたを集めて資源募金をした」、記録的な猛暑だったので、「エアコンを28度に設定して、扇風機を使った」という子もいました。みなさん、それぞれが工夫をして自分にできることを実行してくれたようです。また、英語で作文をして書いてくれた子どもたちも大勢いました。「Walk instead of riding」「Plant trees」「Don’t waste food」 「Don’t throw garbage into the river. Fish can't live in the dirty water」など、夏休みの間に英語の勉強も頑張ったようです。
毎年、年度末に実施されるEnglish Festivalという英語の発表会では、小学校高学年の一部の生徒さんが「自然を守ろう!地球を守ろう!“Let’s take care of the earth”」をテーマに、英語の詩を朗読しています。
このようにYMCAの英語クラスでは、単なる日常英会話を身につけるだけではなく、地球上に生きる世界の国々中の一人の人間であることを意識しながら英語を学び、世界のこと、地球環境のことについても同時に考える機会も持つようなプログラムを提供しています。一人ひとりが意識して取り組むことで、子どもたちが大人になった時に世界の人々と力を合わせて、今以上にきれいな空や海が広がり、花が咲き、蝶などの昆虫や鳥たちが舞い、美しい自然が残る平和な国際社会を作っていくことを願っています。
(横須賀YMCA 中居)