2013年9月24日火曜日

自分たちの計画が実現したプログラム

金沢八景YMCA学童クラブ・夏休み学年プログラムのご報告
 金沢八景YMCA学童クラブでは、6月28日のブログ(夏休み計画始動!)でご紹介した学年プログラムを夏休み最終週に実施しました。
一年生「すいか割り」
 すいか割りに必要な物をみんなで考えてリストアップし、作る人、家から持ってくる人、買いに行く人の役割分担と事前準備をして本番に臨みました。
 「右!右!」「もうちょっと前!」みんなの声が公園中に響き渡り、すいかに割れ目ができはじめるとみんなのテンションはさらにUP!赤い果肉が見え始めたところで切り分けてみんなで「いただきまーす!」。楽しい気分で食べるといつもよりもおいしく感じられます。たくさんあったすいかはあっという間になくなってしまいました。
 盛り上げ係、目隠し布を渡す係、棒を渡す係など各々が役割をこなし、みんなが楽しんだ後の片付け作業もきちんと最後までやり遂げました。

二年生「お化け屋敷」
 普段ランドセル入れとして使用している可動式ロッカーで道を作り、お化けのお面、上から落ちてくる蜘蛛のクラフト、奇妙な音響、怪しく灯る明かり…こわ~い雰囲気をユーモアいっぱいに表現しました。
 お化け屋敷から出てきたお客さんは恐怖で震え上が…ることはなく、みんな大爆笑。「おもしろかった!もう一回行きたい!」と大人気でした。
 創造力豊かな二年生ならではのおもしろい工夫の数々で、低学年だけでなく、高学年のお友だちも楽しませていました。

三年生「学童ミニ運動会」
 玉入れ、小玉転がし、綱引き、リレーの4種目をやりました。玉や綱、バトンは既存の物を使わず、自分たちでゼロから作ることにこだわり、前々から募集して集めた資材で全備品を作り上げました。特に、シーツを切って丸めたものを三本用意し三つ編みにして綱引きの綱を作るという発想には感心してしまいました。
 はじめの方は40人をまとめて全体を動かしていくことの難しさを痛感しながらの進行でしたが、プログラムを進めていく中で、ルール説明や誘導の際は相手の気持ちに立って分かりやすく指示を出す必要があることに気づき、徐々に進行が上手になり全体もスムーズに動くようになっていきました。三年生の強みである行動力と実行力で、最終的には運動会らしい盛り上がりを見ることができました。

四年生「流しそうめん」
 どの学年よりも計画的に準備を進めていった四年生。2ℓペットボトルを半分に切って繋げたレーン、ダンボールを積み上げて作った土台…完全オリジナルで流しそうめん装置を作りました。前日のリハーサルで見つかった水漏れする箇所や流れにくい箇所を修復し、当日は期待以上にスムーズにそうめんが流れていきました。みんなが流しそうめんに熱中している中、四年生はつゆを用意したり、レーンを支えたり、ペットボトルにストックしてある水を流したり、とサポート役に徹していました。自分たちが楽しむことよりも、みんなに楽しんでもらいたいという思いが、周りのお友だちに対する細かい気遣いや配慮に表れていて、さすがは四年生!とみんなもリーダーも大絶賛でした。

夏休みの約一ヶ月間、学年ごとにプログラム実施へ向けてコツコツと準備をしてきた集大成が、夏休みの最後の思い出として形になりました。全員で力を合わせプログラムを無事成功させたことで、学年毎の仲間意識がより一層深まったことと思います。また、自分たちでゼロから作り上げることができた、という成功体験は自信に繋がることでしょう。
 今年度の夏休みのテーマ「みんなで作ろう夏休み」にふさわしい締めくくりとなりました。
(金沢八景YMCA学童クラブ 渋谷 萌子)