南海トラフ地震への危険性が指摘される中、鎌倉の地もまた、臨海都市でもあり、防災を考えるプログラムとして、8月7日(火)に本所防災館でのプログラムを実施しました。
本所防災館は、防災行動力を楽しみながら体験・学習できる施設となっており、様々な防災シュミレーションを体験できます。
防災館で昼食後、インストラクターの案内のもと、東日本大震災の被災状況などの映画を見ました。低学年の参加者も多くいましたが、それぞれが真剣な眼差しで映画を鑑賞していました。
最初は、煙体験コーナーで、ビルで火災にあった時にどのように避難をするかを学びました。体験の前に煙の特性や危険性のレクチャーを受け、体験室の中で避難体験をしましたが、子どもの方がリーダー以上に姿勢や、口をタオルなどで押さえる姿勢は上手にできていたようでした。
消化体験コーナーでは、消化器の使い方の3動作や、実際に火を消す(コンピューター映像ですが)ことを行いました。子どもたちの表情は真剣そのものでした。
そして地震体験コーナーです。子どもたちは、震度6弱の揺れを体験しました。地震後には、ガスを止めたり、避難路を確保したりと本番さながらの練習でした。リーダー達は、特別に東日本大震災の震度7で縦揺れの体験と、中越地震の震度6強で横揺れの体験をしました。貴重な体験でしたが、特に横揺れに関しては、立つこともできず、正直びっくりでした。子どもたちのリーダーの体験を羨んでいたのが印象的でした。
最後は、暴風雨体験です。長靴、レインコートを着ていよいよ体験です。風速30メートル・時間雨量30ミリの体験でしたが、視界は見えず、呼吸にも支障が出るほどでした。元気な子どもたちもこれにはびっくりでした。
1日防災を考えるプログラムとなりましたが、貴重な体験学習となり、子どもたちやリーダーにとって大変満足のいく内容となりました。
鎌倉YMCAでは、今後とも、防災について考えていくプログラムを実施していきたいと思います。
(鎌倉YMCA 添谷 憲一)