横須賀YMCAでは、8月25日(日)に、10時から12時まで『ひとり親親子コミュニケーション講座』と13時から15時まで『ひとり親交流会』が開催されました。
このプログラムは、横須賀市の『母子家庭指導講座』の一環でひとり親自助グループの『よこすかひとり親サポーターズ・ひまわり』と協働で実施したプログラムです。
午前中は 保護者9名、子ども11名、午後は保護者9名、子ども9名の方々が集まり、親子同士、仲間同士、みんなで子育てを楽しむひとときを過ごしました。午前中の『ひとり親親子コミュニケーション講座』では、3階の体育ホールで、『コーディネーショントレーニング』の手法を使った親子体育プログラムが行われました。『コーディネーショントレーニング』とは、体の動きの中で、五感で状況を察知し、それを頭で判断し、様々な筋肉をスムーズに連動させて動けるようにするためのトレーニングで、定位、変換、連結、反応、識別、リズム、バランスの7つの能力を取り入れた数種類のゲームやエクササイズを行いました。特に親子でできるものとして、①連続ハイタッチ、 ②あっちこっちタッチ、③グーパーエイ、④後出しじゃんけん、⑤足じゃんけんなど、様々な動きを取り入れた楽しいエクササイズを行いました。子どもたちも保護者の皆さんも親子同士、勝ち負けに喜んだり、悔しがったり、感情をストレートに表現しながら、全体的に笑い声が響く和やかな雰囲気でした。
午後の『ひとり親交流会』では、親と子どもと別々に別れ、ひとり親としての『子どもの習い事や教育費』についての意見交換が行われました。子どもにさせたい習い事ランキングや今どきの習い事にかける費用アンケートなどの最近の事例を参考にしながら、それぞれの子どもに対する習い事について各ご家庭の事情、思い、意見を出し合いました。どの保護者の方も、今やらせているものを何とか本人の将来のためにものにさせたいという思いは強いものの、実際の子どもの様子や周囲のお子さんとの比較、指導者との相性、情報入手の困難さなど、現実の難しさに皆さん頭を悩ませていらっしゃいました。
参加した保護者の方々からは、「子どもと一緒になかなか運動ができなかったので、親子で体を動かせてとても楽しかったです。」「普段仕事があるので、今後も土、日曜日でプログラムを行ってほしいです。」「子ども一人にかけてあげられる金額が多く取れないので、できるだけ安くやらせてあげたいです。」「交流会ではいろいろな人の考え方が聞けて良かったです。子どもによって違いがあることを感じ、参考になりました。」などの感想をいただきました。
今後も横須賀YMCAでは、こうした意見を大切にしながら地域の人々に役立つプログラムを実施していきたいと思います。
(横須賀YMCA 佐々木)