1月の中旬にはいると、YMCAの保育園各園では年長児(5歳児)組の冬のキャンプシーズンが始まります。年長組の子どもたちは、夏と冬の年に2回、富士山YMCAグローバルエコビレッジに宿泊して、野外での自然体験活動に取り組みます。キャンプシーズンが始まるのに先だって、冬の富士山の自然を事前に体験し、保育園の子どもたちが安全に楽しくキャンプ経験ができるように、富士山YMCAとその周辺での保育者研修を実施しました。
富士山YMCAの周辺には標高が高い(約1000m以上)おかげで、気温が下がり人工的に雪を作ることができる施設が何ヶ所かあります。もちろん富士山YMCAも、街が雨でもその周辺は雪になるような高原にありますが、それでもなかなか雪あそびをすることができるほど積もることはありません。冬のキャンプでは、冬の厳しい自然、寒い中での外遊びでも満喫できるように雪あそびができる場所を事前に下見をしておきました。
ほとんどの子どもたちは、夏に富士山YMCAに行ったことがある子どもたちですが、冬になると、富士山YMCAの中の森や草原の趣もがらっと変わります。富士山YMCAの「おはなリーダー」の案内で、みんなで森の中や草原を実際に歩き回ってみました。葉っぱが生い茂り、陽射しが遮られてしまうような森と違って、実は見通しが良い森では、逆に生き物たちとも出会う機会が増えるのだそうで、枝にとまってさえずる小鳥はもちろん、時にはシカやキツネ、リスなどの森の生き物と出会うこともあるのだそうです。キャンプの時には出会えるでしょうか?(今回も富士山YMCAに向かう途中で、シカやリスに出会うことができました。)
行き帰りのバスの中では、キャンプソングをいっぱい練習してきたので、子どもたちがキャンプに行くときも、新しい歌をたくさん覚えることができますよ。
(YMCAたかつ保育園 野澤ひらく)